東ソー(本社:東京都港区)は2月21日、核酸(RNA)を増幅検出する「TRC法」を用いた新型コロナウイルス検出試薬の開発に着手したと発表した。同社の既存製品の自動遺伝子検査装置「TRCReady(R)-80」で検査することで、新型コロナウイルスを簡便かつ約50分以内に検出することを目指す。
楽天モバイル シンガポールのPG Telecom社と5G技術の提供で基本合意
楽天モバイル(本社:東京都世田谷区)は2月21日、TPG Telecom Pte Ltd(本社:シンガポール、以下、TPG Telecom社)とシンガポールにおける5G技術の提供に関する基本合意書を締結したと発表した。これにより、楽天モバイルはTPG Telecom社にオープンかつ仮想化、分散化された無線アクセスネットワーク(OpenRAN)の構築を支援し、同社と連携してシンガポールにおけるOpenRANソリューションの展開を予定している。
すでに複数の移動体通信事業者がOpenRANの導入を発表しており、技術的な先進性のみならず、投資効率などの優位性も期待されている。TPG Telecom社は、オーストラリア第2の固定通信事業会社で200万人以上の顧客を持つTPG Telecom Groupの子会社。現在シンガポールで30万の契約者を獲得している。
商船三井 FSRU向け環境技術の共同開発で韓国企業と合意
商船三井(本社:東京都港区)あ2月21日、韓国のDaewoo Shipbuilding&Marine Engineering Co.,Ltd.(本社:韓国・コジェ)とFSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)向けの環境負荷を低減する新技術の開発を共同で行うことで合意したと発表した。
「Cryo-Powered Regas(再ガス冷熱発電)」と名付けたこの新技術は、FSRUの再ガス化プロセスに有機ランキンサイクルを採用することで、これまで海水に排出していたLNG冷熱を発電エネルギーとして利用することが可能になる。これにより、FSRUがLNGを再気化する際の燃料消費量およびCO2排出量を大幅に削減する効果が期待できる。2020年内に小型設備での実証実験を行い、環境にやさしい新技術を顧客に提供する。
JOGMEC 出光興産・ベトナム国営石油子会社と共同調査契約
JOGMEC(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構、本部:東京都港区)は2月19日、出光興産(本社:東京都千代田区)およびベトナム国営石油会社の子会社、Petro Veitnam Exploration Production Corporation Limited(以下、PVEP)と2月4日、、ベトナム海域における油ガス胚胎の可能性を評価するための共同調査契約を締結したと発表した。この調査はJOGMECの海外地質構造調査事業の一環として行うもの。
3社は共同でベトナム海域の探鉱ポテンシャル評価を行い、その結果、有望性が確認された場合には、鉱区取得を含め、さらなる探鉱作業の実施を目指す。
USJ 600億円超投じ「マリオ」エリア工事進行 東京五輪前開業へ
大阪のテーマパーク、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、所在地:大阪市此花区)で、任天堂の人気キャラクター「マリオ」をテーマとしたエリアの工事が急ピッチで進められている。東京オリンピック・パラリンピックの開催前の開業を目指している。今回の投資額は600億円以上に上り、6年前に開業した「ハリーポッター」のエリアに投じた450億円を凌ぎ、過去最高額となる。
今回公表されたヘリコプターの映像からは巨大な建物の外観やキャラクターのオブジェが設置されている様子が見える。USJはマリオをテーマとした新たなアトラクションやレストランにより、家族連れなど幅広い客層を取り込む狙いがある。2月19日には米国・ニューヨークで大規模なイベントを開き、海外にも開業をアピールした。