島津製作所(本社:京都市中京区)は3月23日、全ゲノム解析を手掛ける筑波大学発スタートアップ企業、iLAC(本社所在地:茨城県つくば市筑波大学高精細医療イノベーション棟、アイラック)と、資本業務提携を結んだと発表した。
iLACは一人ひとりの体質や病状に合った適切な投薬や治療を行う「プレシジョン・メディスン」(個別化医療)の実現を目指しており、自動前処理装置や次世代ゲノムシーケンサーを駆使した高精度ゲノム解析技術が強み。島津製作所はiLACを含む多様な事業パートナーと協力してマルチオミクス解析ソフトウエアおよび自動前処理システムを開発することで、主力製品である質量分析計の販売拡大を目指す。また、今回の資本業務提携を通じて健康寿命の延伸に寄与する「アドバンスト・ヘルスケア」を推進していく。
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トヨタと日野自 燃料電池大型トラックを共同開発
トヨタ自動車と日野自動車は3月23日、燃料電池大型トラックを共同開発し今後、走行実験などを通じて実用化に向けた取り組みを進めると発表した。両社は、日野自動車の大型トラック「日野プロティア」をベースに、これまで培ってきた技術を最大限に活かして開発する。
シャシは燃料電池車に最適なパッケージングを専用設計し、徹底した軽量化により十分な積載量の確保を目指す。パワートレインにはトヨタの次期「MIRAI」用に新開発されるトヨタFCスタックを2基搭載し、日野自動車の強みである大型車ハイブリッド技術を応用した車両走行制御を組み合わせる。航続距離は600kmを目標とし、環境性能と商用車としての実用性を高次元で両立することを目指す。
スズキ ミャンマーに120億円投じ四輪車の新工場を建設
スズキ(本社:静岡県浜松市)は3月23日、ミャンマーにおける100%出資の四輪生産販売子会社、スズキティラワモーター社が120億円を投じ、ヤンゴン市南東のティラワ経済特区の工業団地内に、四輪車の溶接、塗装、車体組立を行う新工場を建設すると発表した。
新工場は年間4万台の生産能力を持ち、2021年9月に稼働開始する予定。敷地面積は約20万㎡、建屋面積は約4万2,000㎡と現工場(約4,000㎡)の10.5倍。
ミャンマーにおけるスズキの歴史は古く、1998年に設立した合弁会社で、翌1999年よりスタートした二・四輪車の現地生産が皮切り。現在では2つの工場で「キャリイ」「シアズ」「エルティガ」「スイフト」の4機種の生産を行っている。2019年の生産台数は前年比25%増の1万3,300台、販売実績は同28%増の1万3,200台で、新車販売のシェアは60.3%を占めている。
キャセイ航空 新型コロナで5月末まで旅客便96%削減
香港の航空最大手キャセイパシフィック航空は3月20日、傘下のキャセイドラゴン航空を含めた旅客便の輸送能力を5月末まで96%削減すると発表した。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴う各国の入国制限による需要の激減を受けたもの。
この結果、香港と日本・成田、英国・ロンドン、米国・ロザンゼルス、カナダ・バンクーバー、台湾・台北、インド・ニューデリー、タイ・バンコク、インドネシア・ジャカルタ、フィリピン・マニラ、ベトナム・ホーチミン、シンガポール、オーストラリア・シドニーの12都市を結ぶ12路線以外はすべて運休し、運航する路線も週3往復に減便する。キャセイドラゴンも中国・北京、同上海(浦東)、マレーシア・クアラルンプールの3路線のみとし、週3便に限定する。