東京メトロ・NTTドコモ 共同開発の多言語翻訳アプリ 全駅に導入

東京地下鉄(本社:東京都台東区、以下、東京メトロ)とNTTドコモ(本社:東京都千代田区)は10月9日、訪日外国人への案内強化のため、共同開発した多言語翻訳アプリを東京メトロ全駅に導入すると発表した。このアプリは12カ国語(英語‹米国・英国・豪州›、中国語‹北京・台湾・広東›、韓国語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、インドネシア語、ロシア語、ベトナム語)に対応している。                     今後、全駅に導入するスマートフォン等の端末にアプリをインストールし、国際的なスポーツイベント等の大会期間中に活用する。

TOTO 中国・北京工場を9月末で閉鎖 中国3工場・周辺工場でカバー

TOTO(本社:本社:北九州市小倉北区)は10月9日、中国・北京市内のグループ工場を9月末で閉鎖したと発表した。同工場は1994年、TOTOが初の中国拠点として現地企業との合弁で生産開始。その後さらに3カ所に生産拠点を開設している。今回閉鎖したのは工場が立地する一帯で、周囲の環境が激変、北京市の再開発計画によって宅地化が急速に進んだため、生産拠点の再編を決めたもの。減産分は中国内の別の3工場や周辺国の工場生産でカバーする。

HRインスティテュート タイ・バンコクで子会社設立

HRインスティテュート(所在地:東京都渋谷区)は10月9日、タイ・バンコクにHRI(Thailand)Co.,Ltdを設立したと発表した。ASEAN地域の日系企業の集積地であるタイで、ビジネスコンサルティングおよび研修プログラムの企画・開発・実施を通じて、「主体性を挽き出す」という同社が掲げるミッションを実現していく。

ムロコーポレーション 中国湖北省孝感市に自動車部品子会社

自動車部品メーカー、ムロコーポレーション(本社:栃木県宇都宮市)は10月9日、中国湖北省孝感市に自動車部品の製造販売ならびに輸出入を手掛ける子会社を設立すると発表した。新会社の資本金は736万米ドル(約8億円)で、同社が全額出資する。2019年11月に設立し、2021年4月に稼働開始の予定。

JERA 台湾苗栗県の洋上風力発電事業に参画

東京電力・中部電力の折半出資によるJERA(所在地:東京都中央区)は10月9日、台湾のフォルモサ2洋上風力発電事業に参画するため、事業権益をマッコーリ社(所在地:オーストラリア・シドニー)より取得することで合意したと発表した。フォルモサ2洋上風力発電事業(出力:37.6万KW)は、台湾・苗栗県の沖合に47基の着床式風力発電機を設置し、発電した電力を台湾の固定価格買取制度に基づいて20年間売電するもの。       2019年10月より工事に着工し、2021年末から商業運転を開始する予定。JERAは日本政策投資銀行の支援を受け、フォルモサ2洋上風力発電事業の49%の権益を取得し、最大出資者として事業をけん引していく。

センコーグループHD タイで冷凍・冷蔵物流センター竣工

センコーグループホールディングス(本社:東京都江東区)は10月9日、グループ傘下で冷凍・冷蔵事を展開するランテック、並びにタイの外食チェーン企業のMK Restaurant Group Public Company Limited(以下、MKレストラン)との合弁会社M-SENKO LOGISTICS CO.,LTD(以下、M-SENKO)が、タイのサムットプラカーン県の3温度帯の「M-SENKO ロジスティクスセンターを竣工させたと発表した。タイ国内No.1のコールドチェーン展開を目指す。                                                                        新センターは約5万3,000㎡の広大な敷地に、延床面積約2万2,000㎡の建物があり、冷凍(-25℃)、冷蔵(0~4℃、4~8℃、6~10℃)の自動倉庫や可動ラックを備え、幅広い保管温度帯に対応する。バンコク市内から約28km、車で約30分(高速道路利用)、スワンナプール国際空港から約23kmの好立地にある。

フジテック,スリランカの電波塔に高速エレベータ納入

フジテック(本社:滋賀県彦根市)は10月8日、スリランカのグループ企業、フジテック・ランカが、南アジアで最も高い建造物となる、同国最大都市コロンボの電波塔「ロータスタワー」にエレベータ・エスカレータ14台を納入したと発表した。エレベータのうち3台は分速420mの高速機種で、スリランカ国内で最も速いエレベータとなるエレベータ6台と、ハンドレール下部照明に鮮やかなブルーを採用したエスカレータ8台を納入した。建設は2012年にスタートし、2019年9月15日に完成。高さ356mのタワーはコロンボのランドマークとして注目されている。

JERA バングラデシュ最大のサミット・パワー社の株式22%を取得

東京電力・中部電力の折半出資によるJERA(所在地:東京都中央区)は10月7日、バングラデシュで発電事業を手掛けるサミット・パワー社の発行済み株式の22%を取得することで合意したと発表した。サミット・パワー社は、バングラデシュの大手コングロマリット サミットグループ傘下の発電事業会社で、同国の発電容量の約12%に相当する約183万KWの発電設備を運営する、同国最大のIPP事業者。JERAは同国を重点投資対象国の一つと位置付けており、9月に初めて同国の発電事業に参画した。

フォーデジット タイにデジタルデザインで初の海外拠点

フォーデジット(本社:東京都港区)は10月7日、海外拠点としてタイにFOURDIGIT(THAILAND)Co.,Ltd.(以下、フォーデジット タイ)を設立したと発表した。同社にとって、デジタルデザイン領域では初めての海外拠点となる。これにより、タイ国内企業およびタイ駐在日系企業の顧客獲得を強化し、タイをはじめとする東南アジアのUX(ユーザーエクスペリエンス)デザイン市場牽引を目指す。

丸紅 MoBiolと藻由来の代替タンパクの飼料事業化で提携

丸紅(本社:東京都中央区)は10月7日、シンガポールに本社を置くMoBiol Holdings Pte.Ltd(モビオール ホールディングス、以下、MoBiol)と資本提携、並びに戦略的パートナシップに係る契約を締結したと発表した。MoBiolはパーム油の製造工程で発生するパーム油廃液(以下、POME)から、微細藻類(以下、藻)を利用し、代替タンパク・DHAを抽出するノウハウを保有する。両社は藻由来の代替タンパク・DHAの飼料原料としての販売可能性・テストマーケティングを含む事業化に向けた実証実験を実施することにより、POMEの処理過程で発生する温室効果ガスの排出、並びに水産養殖業の養殖用飼料としての天然資源依存という2つの社会課題の解決に向け、双方のリソースを活用し取り組んでいく。