大和工業 ベトナムのPSSVの株式49%を1億米ドルで取得へ

大和工業(本社:兵庫県姫路市)は12月13日、ベトナムの鉄鋼メーカー、POSCO SS VINA JOINT STOCK COMPANY(所在地:バリアブンタウ省、以下、PSSV)の株式49%を取得することで合意、契約を締結したと発表した。これにより、PSSVは大和工業の持分法適用関連会社となる。取得価額は1億米ドルの予定。PSSVは鉄筋および形鋼の製造販売を手掛けていたが、鉄筋事業からは撤退し、今後は形鋼事業に注力する。大和工業グループの出資により、名称を「POSCO YAMATO VINA STEEL JOINT STOCK COMPANY」に変更する。

ヤマシンフィルタ ベトナム第三タムロン工業団地に全額出資の生産子会社

建設機械用・産業用フィルタなどを手掛けるヤマシンフィルタ(本社:横浜市中区)は12月13日、ベトナム・ハノイ市の第三タンロン工業団地内に全額出資の生産子会社を設立すると発表した。新会社「YAMASHIN VIETNAM Co.,Ltd.」の資本金は約3億円で2020年2月設立予定。敷地面積1万2,250㎡、投資総額約14億円、2021年4月稼働開始の予定。新たなサプライチェーンの再構築により、同社グループの原材料の現地調達率の向上や製造原価の最適化による利益の最大化を図る。

トランスコスモス,基礎化粧品のタイ・マレーシアの販売代理店事業開始

トランスコスモス(本社:東京都渋谷区)は12月13日、自然派化粧品メーカー、江原道(本社:東京都港区)のタイ・マレーシアでの現地販売代理店として販売支援を開始したと発表した。まずは越境EC・機内販売から開始し、現地での実店舗およびECサイト開設、PR・マーケティング・プロモーションの施策立案から実施まで、オンラインとオフラインを合わせた市場開拓を実施した。

転職支援のリージョンズ 台湾に台北オフィス開設

転職支援サービスのリージョンズ(本社:札幌市中央区)は12月12日、台湾に台北オフィスを開設したと発表した。台湾労働局より10月30日に人材紹介業の免許を取得、12月5日に北海道労働局より台湾での人材紹介事業の認可を取得。中国語・日本語・英語の3言語に堪能なグローバル人材の採用で、企業の成長を図りたい北海道内企業と、台湾で日本語を学び北海道で転職したい方を結び付け、北海道の地域経済活性化に貢献する。開設した台湾オフィスは「日商●泉國際管理顧問股份有限公司台彎分公司」(リージョンズ台湾支社)。

加藤産業 マレーシアの日用雑貨・加工食品卸売業を買収

総合食品卸売業の加藤産業(本社:兵庫県西宮市)は12月12日、マレーシアに本社を置く日用雑貨・加工食品卸売業のMerison(M)Sdn.Bhd.(以下、Merison)を買収することで同日、株式譲渡契約を締結したと発表した。これにより、マレーシア第二の市場、南部市場へ進出することで、同社はマレーシア半島全域を営業地域とする同国最大級の卸売業グループとなる。

神鋼環境S カンボジアで共同出資の浄水場が竣工、日本企業初の水道事業

神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区)は12月16日、同社とカンボジア民間企業のSOMA Groupが折半出資するSOMA KOBELCO WATER SUPPLY CO.,LTD.が、カンボジア工業手工芸省から独占水道事業権を取得した浄水場の竣工式を12月13日に執り行ったと発表した。12月からすでに上水供給を開始している。この事業はカンボジアで初めて日本企業が実施する水道事業。プノンペン都Koh Dach(コ―ダック)およびカンダール州Koh Oknha Tei(コ―オクニャティ)地区の住民2万人および商業施設を対象に上水供給を行う。水源となるメコン河の水を取水、同社水処理技術で浄化、各地区への配水、メーター検針、料金徴収まで含めた一貫した水道事業を展開する。                                

リーガル不動産 事業拡大へシンガポールに支店開設

リーガル不動産(本社:大阪市北区)は12月13日、国内のみならず海外顧客のニーズに応えていくとともに、事業規模の更なる拡大を目指し、2020年2月にシンガポールに支店を開設すると発表した。東南アジアにおける不動産マーケット調査および同社保有以外の不動産の売買仲介を目的とし、政治・経済・治安の面でも安定し、日本への投資制限も少なく、潜在顧客の多いシンガポールが支店の適地と判断した。

新田ゼラチン,中国・北京合弁事業を譲渡

ゼラチンの製造・販売を手掛ける新田ゼラチン(本店:大阪市浪速区)は12月12日、先に公表していた中国の合弁事業譲渡の手続きを完了したと発表した。ソーセージの原料を詰めるコラーゲンケーシングを製造・販売する合弁会社、Package Hongkong Limitedおよび北京秋実膠原腸衣有限公司の全株式のCasing Hongkong Limitedへの譲渡を同日付で完了した。これにより、同社は中国のコラーゲンケーシング市場から撤退する。

関空国際線1,000億円投じ大改修25年までに70%増の4,000万人に

関西空港を運営する関西エアポートは12月12日、訪日外国人旅行者の増加に対応、防災対策費を含め総事業費1,000億円を投じ、関西空港国際線の受け入れを現行の70%増の年間4,000万人に拡充すると発表した。来年度着工し、「大阪・関西万博」が開催される2025年度までの完成を目指すとしている。                                                    2つあるターミナルのうち、第1ターミナルで開港以来の大規模工事を行い、これまで国内線専用として使われてきた2階のフロアを国際線の出発フロアとして使えるようにつくり替えるほか、保安検査場も増設する。

デンヨー ベトナム・ハノイに販売子会社 設立

発電機、溶接機などを手掛けるデンヨー(本社:東京都中央区)は12月12日、ベトナム・ハノイ市に販売子会社を設立すると発表した。新会社「Denyo Trading Vietnam Co.,Ltd.(デンヨートレーディングベトナム)」の資本金は30万米ドルで、デンヨーが全額出資する。2020年1月設立し、同年4月から営業開始する予定。産業用電気機械器具等の販売、修理および補修用部品を販売する。シンガポール、米国、オランダに次ぐ第4の販売拠点となる。