セーラー万年筆、中国市場へ「プラス」製品のOEM供給開始

セーラー万年筆(本社:東京都墨田区)は9月25日、プラス(本社:東京都港区)との業務・資本提携の一環として、「プラス」ブランドのOEM製品を製造し、中国市場へ販売開始すると発表した。対象商品は1,000~5,000円の万年筆3アイテム、液体ボールペン、レフィール。初年度(2020年度)は万年筆・インクセット15万セット、液体ボールペン50万本、合計およそ1億円の売り上げを見込む。両社はすでに文具事業の新製品共同企画開発品として、コラボレーション製品「カ.クリエ」シリーズを国内市場で発売している。

NTTデータ タイのLocus社を買収,デジタル領域のビジネス拡大目指す

NTTデータ(本社:東京都江東区)は9月24日、子会社NTT DATA Asia Pacific Pte.Ltd.(所在地:シンガポール、以下、NDAP社)が、タイのLocus Telecommunication Inc.,Ltd.(ローカス・テレコミュニケーション、所在地:タイ・バンコク、以下、Locus社)の発行済み株式の100%を取得することで最終合意したと発表した。NTTデータはこの買収を通じて、デジタル領域におけるコンサルティングおよびシステム開発・保守・運用のデリバリー力を強化し、デジタル化が進むタイの現地大手企業・日系企業への一層のビジネス拡大を目指す。

DiDiモビリティJ・ゼンリンG 日本市場での配車事業拡充で業務提携

DiDiモビリティジャパン(本社:東京都港区)、ゼンリン(本社:北九州市)、ゼンリンデータコム(本社:東京都港区)は9月25日、日本市場における戦略的な配車事業拡充を見据え、業務提携したと発表した。業務提携の第一弾としてナビゲーションアプリの共同開発を行い、同日よりDiDiモビリティジャパンが提供するタクシー配車プラットフォームのドライバー用アプリ「DiDiドライバー」内で、ゼンリンデータコムのナビゲーションアプリ「Z-NAV(ゼットナブ)」の利用が可能になった。これにより「DiDi」搭載のタクシーは、精度の高いゼンリン製地図を活用した高機能ナビゲーションを利用できる。

ITソフトウェアのCAC インドネシアのMitrais社を子会社化

CACホールディングス(本社:東京都中央区)は9月24日、インドネシアを主要拠点とするIT企業のMitrais Pte.Ltd.(所在地:シンガポール、以下、Mitrais社)の株式を100%取得し、子会社化すると発表した。取得価額は28億9,000万円(概算)。ソフトウェア製品の販売・メンテナンスを主幹事業とするMitrais社のアジャイル開発手法のノウハウやベストプラクティスをグループ内で共有し、日本をはじめとするグループ会社における既存顧客へのアジャイル開発の提案や新規顧客の開拓につなげる。

ソフトバンク 5Gの無線局免許を取得

ソフトバンクは9月24日、関東総合通信局などから第5世代移動通信システム(以下、5G)の無線局予備免許が2019年7月31日に付与され、このうち法定の手続きが完了した無線局(基地局)について、、同日免許を取得したと発表した。無線局の設置場所・無線局数は福島県1、群馬県1、広島県4、福岡県3、宮崎県6。

JR西日本 中国アリババグループと提携、北陸・中国エリアへも分散誘致

JR西日本(本社:大阪市北区)は9月24日、中国最大のネット通販企業アリババグループと提携したと発表した。JR西日本は、アリババ傘下の中国人向け旅行サイト「Fliggy(フリギー)」を通じて鉄道チケットや宿泊施設、レストランなどを一括して予約・販売してもらう。これにより大阪や京都など、いわゆるゴールデンルートに偏りがちな観光客を分散させ、近畿全域だけでなく北陸や中国地方エリアの観光地の魅力を発信し、JR西日本全体での利用者増加を図る。また、スマホを使った電子決済システム「アリペイ」を駅ナカの店舗などに導入し、中国人観光客の利便性を高める。

コクヨ・ぺんてる 協力関係構築へ協議開始で合意

文房具メーカー最大手のコクヨ(本社:大阪市東成区)は9月24日、これまで投資ファンドを通じて保有していたぺんてる(本社:東京都中央区)の株式を直接取得したことを明らかにし、両社が協力関係を築くための話し合いを始めることで合意したと発表した。コクヨはぺんてるとの業務提携を求めて2019年5月から投資ファンドへの出資を通じ、ぺんてるのおよそ37%の株式を間接的に保有していた。ただ、ぺんてる側はコクヨの株式保有について事前の連絡がなかったとして反発、対立が続いていた。

東芝インフラS 台湾高雄高速鉄道向け360両分の置換用電気品を受注

東芝インフラシステムズ(本社:川崎市幸区)は9月24日、台湾高速鉄路股份有限公司から東芝エレクトロニクス台湾社(以下、東芝台湾社)を通じて台湾高速鉄道向けに既存車両30編成(360両)分の置換用電気機器等(以下、電気品)を受注したと発表した。2021年度上期から順次納入する。                                                                                 台湾高速鉄道は台北~高雄間(345km)を最速約1時間半で結ぶ鉄道として2007年1月に営業運転を開始。今回受注したのは、開業時に台湾新幹線経由で同社が納入した360両向けの置換用電気品。製造は同社の府中事業所で行う。

日本触媒 インドネシアのAA製造設備増強で法人税減免制度の適用認可

日本触媒(本社:大阪市中央区)は9月19日、インドネシア子会社PT.NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(以下、NSI)が、2018年10月に決定したアクリル酸(以下、AA)製造設備の能力増強に関し、インドネシア財務省よりタックス・ホリデー制度の適用認可を受けたと発表した。タックス・ホリデー制度は、インドネシア産業集積に貢献度が高い投資に対する法人税減免制度。NSIの今回の投資については、商業運転開始から7年間にわたり100%の法人税免除および、それ以後の2年間にわたって50%の法人税免除を受けることができる。                                                                                     NSIは今回約2億米ドルを投じ、NSI(所在地:インドネシア・チレゴン市に本社および工場)の既存敷地内にAAの年間生産能力10万トンの設備を増強し、既存能力14万トンと合わせ年間生産能力24万トンとする。2021年3月末完工、同年11月商業運転を開始する予定。

エーザイ Mylan Indiaと 抗がん剤の販売ライセンス契約

エーザイ(本社:東京都文京区)は9月20日、インド子会社のEisai Pharmaceuticals India Pvt.Ltd.(所在地:インド・アンドラプラデシュ州、以下、エーザイ・インド)が、Mylan Indiaとの間でインドにおける抗がん剤エリブリンメシル酸塩(一般名、以下、エリブリン)のセカンドブランド「TECERIS(R)」の販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。これに基づきエーザイ・インドはMylan Indiaに対してエリブリンを供給し、Mylan Indiaが「TECERIS」として販売する。Mylan Indiaは、インドでがん領域に幅広い製品ポートフォリオとブランド構築力を持っている。