豊田合成 中国湖北省のウェザストリップの生産能力倍増

豊田合成(本社:愛知県清須市)は11月15日、中国における自動車部品事業の拡大に向け、湖北省の生産子会社、湖北豊田合成正奥橡塑密封科技有限公司(所在地:湖北省十堰市、以下、TG正奥)でのウェザストリップ(車のドアや窓枠のゴム製品)の生産体制を増強すると発表した。TG正奥では2021年5月までに工場建屋を拡張して生産設備を増設、ウェザストリップの生産能力を2018年度の約2倍に増やす。

関東電化工業 中国安徽省に特殊ガス類の合弁子会社

関東電化工業(本社:東京都千代田区)は11月14日、中国安徽省に半導体・液晶用特殊ガス類の製造・販売を手掛ける合弁子会社を設立すると発表した。現地に生産拠点を設立することで、拡大する需要に確実の応えるとともに、安定供給と競争力強化を図っていく。新会社「宣城科地克化工科技有限公司(仮称)」(所在地:中国安徽省宣城市)の設立時資本金は1,740万米ドル(約19億円)で、出資比率は関東電化工業95%、杭州東旺工程管理諮詢有限公司5%。2019年12月設立予定。

東海東京フィナンシャルHD シンガポール取引所運営会社へ出資

東海東京フィナンシャル・ホールディングス(本店:東京都中央区)は11月14日、シンガポール現地法人、東海東京グローバル・インベストメンツが、シンガポールでSTO取引所(セキュリティ・トークン取引所)を運営するICHX TECH Pte.Ltd.(本社:シンガポール、以下、ICHX社)への出資に係る契約をICHX社と締結したと発表した。これにより、同社グループはICHX社の日本における重要なパートナーとして、日本の発行体・投資家をアジアで初めて政府認可を受けるSTO取引所へ取り次ぐなど、ともに先進的なサービスの提供を検討していく。出資金額は500万米ドル。株式取得日は2020年2月初旬。

アイカ工業 ベトナムの化粧板販売CHIグループ8社を取得

アイカ工業(本社:名古屋市中村区)は11月14日、ベトナムで化粧板販売を手掛けるCHIグループの8社を取得すると発表した。同社は、CHIグループ8社を統括するために設立される新会社「アイカHPLトレーディング」(予定)の株式の70%をCHIグループのオーナー、フロム・バン・ルーン氏から取得する。アイカ工業100%出資子会社のアイカ・アジア・ラミネーツ・ホールディングを通して実施、2020年2月に完了する予定。アイカ工業はこれにより、ベトナムのメラミン化粧版の販売強化につなげる。

PPIH シンガポール西部エリアのJCubeに「DON DON DONKI」初出店

総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)グループの海外事業持株会社、パン・パシフィック・リテールマネジメント(シンガポール)(本社:シンガポール)は11月14日、シンガポールの商業施設「JCube」内に11月29日「DON DON DONKI JCube(ドンドンドンキ ジェイキューブ)店」をオープンすると発表した。                          2017年12月にシンガポール1号店を出店して以降、2019年8月までに東部エリア中心に5店舗出店しており、今回が6店舗目だが、西部エリアでは初出店となる。地下3階~地上4階、売場面積1,488㎡(うち商品売場697㎡、フードコート791㎡)。DON DON DONKIは、店内ほぼすべての商品を日本製もしくは日本市場向けの商品でラインアップする”ジャパンブランド・スペシャリティストア”をコンセプトとした店舗。

博報堂 タイの有力デジタルエージェンシー、W/E社の株式を取得

博報堂(本社:東京都港区)は11月14日、タイの有力デジタルエージェンシー、Winter Egency Co.,Ltd.(ウィンター・イージェンシー、本社:バンコク、以下、W/E社)の株式を取得したと発表した。W/E社は、デジタルメディアの幅広いサービスをワンストップで提供している、アジアの有力デジタルエージェンシー。博報堂グループは、W/E社をグループの一員に迎えることで、デジタル領域におけるビジネスの成長が著しいタイで、デジタル広告への対応力を一層強化する。

ソニー インドに研究拠点整備へ、20年にまずバンガロールに開設

ソニー(本社:東京都港区)は11月14日、R&Dセンターの一つとして、インドに研究拠点を設立すると発表した。2020年、バンガロールに最初の拠点を設立しその後、複数を開設する予定。研究拠点整備により、20年以上にわたるインドにおけるソフトウェア開発で培った豊富な人材とともに、同社のインド市場での競争力と研究開発力を強化する。

豊田合成 ベトナムでエアバッグ部品の生産能力1.5倍に TGHPに新工場

豊田合成(愛知県清須市)は11月13日、グローバルでのエアバッグの需要拡大に対応するため、ベトナムのエアバッグ部品の生産子会社、豊田合成ハイフォン(TGHP)の生産能力を1.5倍に増強すると発表した。TGHPのタイビン工場に新棟を建設し、2023年度のベトナムでのバッグ(衝突時に膨らむ袋)の生産能力を2018年度の約1.5倍となる年間2500万個に拡大する。これに伴う設備投資額は約18億円で、2020年5月に着工、2021年10月に生産開始する。                                                                                        豊田合成は中期経営計画で、エアバッグを中心とするセーフティシステム製品を重点事業と位置づけ、2023年度のグローバルでのエアバッグの生産能力を2018年度の約1.6倍となる年間1億個に増やす計画。

アイシン精機 インドの理科大学院とAI汎用性で共同研究

アイシン精機(本社:愛知県刈谷市)は11月14日、インド理科大学院(以下、IISc)と人工知能(AI)分野での共同研究契約を締結したと発表した。両者はAIの汎用性に取り組む。汎用性の導入により、過去の経験で得たドメイン、タスクの知識を、未来の経験に活かすという、人間と同等の適応能力を実現できる可能性があるという。近い将来、継続学習の検討へと発展させる計画。同時に品質検査、予知保全、コネクティッドなどの幅広い分野への研究成果の適用を目指す。                                                                  IIScは、基礎から応用に至るまでの幅広い分野に計42部門があり、約500名の教授・教員、約2,750名の博士課程学生、約950名の修士課程学生が在籍。とくにAI分野の研究ではインドトップレベルという。

旭化成アドバンス ベトナム・フンエイ省でエアバッグ縫製加工事業

旭化成アドバンス(本社:東京都港区)は11月14日、ベトナム・ハノイ近郊のフンエイ省で全額出資の「旭化成アドバンス ベトナム」を設立、ナイロン66繊維「レオナ」の主力用途、自動車用エアバッグ縫製加工事業を行うと発表した。エアバッグ関連事業の拡大と収益性向上のため、エアバッグ縫製ビジネスへ新規参入する。                                     第1期として2019~2022年に設備を順次導入し、年間生産能力250万個の体制を整備。その後、数年内に第2期として倍増の同500万個体制へと拡大していく。2020年3月、量産開始を予定。