産業ガスメーカー、エア・ウォーター(本社:大阪市中央区)は8月14日、インドの子会社を通じて、Linde India Limited(以下、Lindeインディア社)がインド南部で営む酸素・窒素・アルゴンの製造・販売・供給に関する事業を譲り受けることで、8月13日付でLindeインディア社との間で基本合意書を締結したと発表した。譲受価額は138億インドルピー(約204億円)。譲受事業拠点は3カ所で、オンサイトガス拠点のカルナータカ州ベッラーリ、シリンダ充填所のテランガーナ州ハイデラバードとタミルナドゥ州チェンナイ。事業譲受期日は2019年第3四半期内の予定。
リクルート インドのデジタル決済プラットフォームのペイメントへ出資
リクルートホールディングスの中間持株会社リクルート(本社:東京都千代田区)は8月14日、投資子会社のRSP India Fundを通じ、企業向けのデジタル決済プラットフォームを提供するPayMate India Pvt.Ltd.(ペイメイト、本社:インド・ムンバイ市)へ出資したと発表した。ペイメイトが提供するデジタル決済プラットフォームは、サプライチェーン上で取引を行う企業間ネットワークを構築し、会計・税務、キャッシュフロー管理に関する手順を統一するだけでなく、自動で処理する。リクルートは今回の出資を通じて、同サービスの品質向上および利用拡大を支援し、ペイメイトは今回の資金調達により、販促活動や機能開発を強化していく予定。
オリックス インドの風力発電事業会社を 完全子会社化
オリックス(本社:東京都港区)は8月14日、出資先のインドの開発・投資会社Infrastructure Leasing&Financial Services Limited(以下、IL&FS)傘下のIL&FS Wind Energy Limited(以下、IWEL)と共同開発している風力発電事業子会社の全株式を取得することで合意したと発表した。今後、必要な許認可の取得手続きなどを経て、完全子会社化する予定。オリックスはインドでの風力発電事業を目的に、特別目的会社(以下、SPV)7社の株式の各49%を保有。SPV7社はインド南西部の7州で設備容量計873MWの風力発電所を運営している。 インド政府は2022年までに合計175GWの再生可能エネルギーを導入する政策目標を掲げており、そのうち風力発電は60GWの導入を企図している。こうした背景のもと、今回IWELが保有するSPV7社の各株式51%を買い取り、完全子会社化することとした。
三菱地所 フィリピンで初の開発プロジェクト
トライステージ シンガポールの連結子会社JML社の全株式を譲渡
関門海 シンガポールの「玄品」運営会社を子会社化、エリア本部に
ココカラ・マツキヨが経営統合協議へ、売上高1兆円規模で業界最大手に
リプロ シンガポールに国外初拠点、東南ア皮切りに海外事業本格化
Repro(本社:東京都渋谷区、以下、リプロ)は8月13日、国外初拠点としてシンガポールに子会社「Repro Singapore PTE.LTD.」(資本金4,000万円)を設立し、東南アジア諸国でのセールス&マーケティングを開始すると発表した。今後、市場の拡大が見込まれる東南アジア圏でのシェア獲得を目的とし、アジアの玄関口であり、ハブともなっているシンガポールに国外初拠点を開設したもの。シンガポールを中心にインドネシア、インド、タイ、マレーシア、ベトナムなど東南アジア諸国でマーケティングセールス、カスタマーサクセスを展開する。2021年末めどにカントリーマネジャーを設置し、各国5~10名体制を構築していく予定。リプロは世界59カ国6,500社以上の導入実績を持つCE(Custmer Engagement)Platform Reproを提供している。
住商グローバル・ロジ タイ物流事業で新倉庫稼働
住友商事(本社:東京都千代田区)は8月13日、100%子会社の住商グローバル・ロジスティクス(本社:東京都千代田区)がタイで運営する物流子会社のSumisho Global Logistics(Thailand)Co.,Ltd.(本社:タイ・バンナ、以下、SGLT)を通じて、約4,000㎡の自社倉庫の稼働を開始すると発表した。同倉庫はバンコクから車で約45分、アユタヤ、ナワナコン地区に位置するSGLTナワナコン支店内に立地している。同地区は食品・消費財メーカーの集積地で、今後も旺盛な物流需要が見込まれている。ナワナコン支店の敷地内に同支店で6棟目となる自社倉庫を建設することで、支店の既存人員やノウハウを有効活用する。SGLTがタイでオペレーションに携わる倉庫延床面積は約9万㎡で、今回の新倉庫を合わせ約9万4,000㎡に拡大する。
西鉄 ベトナム・ハイフォン市で8案件目の開発事業、折半合弁で
西日本鉄道(本社:福岡市博多区、以下、西鉄)はこのほど、ベトナム・ハイフォン市でベトナム南部の大手住宅デベロッパー、ナムロンインベストメントコーポレーション(本社:ホーチミン市、以下、ナムロン)との共同事業による住宅開発を行うと発表した。西鉄のベトナムにおける開発事業は8案件目。今回のプロジェクトは西鉄、ナムロン両社の折半出資による合弁会社を事業会社とし、約1,600haの大規模工業団地内の一角で住宅開発を行うもの。低層住宅約700戸、マンション約2,200戸からなる21ha超の複合開発を予定。総事業費は約202億円で、3期に分けて開発を進め、2026年をめどに全区画の引渡し完了を目指している。第1期は2020年から着工し、370区画を販売する予定。