日立建機 電動化見据えバッテリー駆動式ミニショベル試作機開発

日立建機(本社:東京都台東区)は12月9日、今後急速な市場の立ち上がりが予想される電動化建機の技術を確立するため、バッテリー駆動式ミニショベルの試作機(5トンクラス)を開発したと発表した。100%子会社の日立建機ティエラが、European Application Center GmbH(以下、EAC社)と連携して開発した。EAC社は日立建機と欧州地域における代理店、Kiesel社のグループ会社KTEG社が、2018年に建設機械の電動化および応用開発製品の開発を行うために設立した合弁会社。

ローツェ ベトナムのネオジム磁石の開発・製造子会社を解散・清算

半導体関連機器を手掛けるローツェ(本社:広島県福山市)は12月9日、ベトナムの連結子会社JIKA JIKA CO.,LTD.(以下、JIKA JIKA社)を解散し、清算すると発表した。JIKA JIKA社はベトナム・ハイフォン市に2013年2月にローツェの全額出資で設立されたネオジム磁石の開発・製造会社。これまで一定品質レベルでの試作は完成したものの、量産体制確立のための技術的問題が解決に至っていない。2019年末にベトナムの事業ライセンスの更新期限を迎えることを機に、経営資源の最適化を検討した結果、同社を解散し清算することとした。2019年12月31日に解散、2020年6月清算完了する予定。                                                                                                                              JIKA JIKA社が所有する建物等資産は半導体・FPD関連事業を手掛けるベトナムの生産子会社、RORZE ROBOTECH CO.,LTD.に売却し、同社が製造・加工部門の強化を目的として使用する予定。

中国のシャオミ 日本へ進出、1億画素カメラ搭載のスマホ予約受付開始

中国のスマートフォン大手の小米(シャオミ、本社:北京市)は12月9日、日本市場へ参入し、1億800万画素の高解像カメラを搭載したスマートフォン「Mi Note(ミー・ノート)10」の予約受付を開始したと発表した。この新型スマホは5つのレンズを備えた撮影機能の高さが大きな特徴で、価格は5万2,800円(税別)から。12月16日に発売する。       このほか、モノのインターネット(IoT)に対応した炊飯器なども年内に順次市場投入する。コストパフォーマンスの高さを武器に市場開拓を図る。

四川航空が南通-関西-成都間の貨物定期便を12/9より新規就航

関西エアポート(本社:大阪府泉佐野市)は12月9日より、四川航空による南通―関西―成都間の貨物定期便の運航が開始されたと発表した。運航日は金・日曜日。機材仕様はA330-200F、最大貨物積載量は約70トン。これにより日本と中国間の旺盛な輸送需要に対応することが可能になる。四川航空は中国四川省成都市に本社を置く航空会社で、関西国際空港には現在、成都と西安の2都市に旅客便を就航しているが、貨物定期便の就航は日本では初となる。

エプコ タイ・サイアムセメントGのCAPC タイ三井物産とMOU締結

住宅設計・メンテナンスを手掛けるエプコ(本社:東京都墨田区)は12月6日、タイのサイアムセメントグループ・CAPCおよびタイ三井物産との3社間でMOUを締結したと発表した。これにより3社は今後、BIMを活用した建築工事のプレハブ化技術を確立し、建築資材のデジタルオブジェクト化を進め、サプライチェーン全体のプラットフォームの提供を目指す。

インサー シンガポールのMoby Groupとスマートフォン関連事業で提携

インサー(本社:東京都目黒区)は12月6日、スマートフォン関連の商社・販売事業を展開するシンガポール企業、Moby Group(以下、Moby)と、SIMフリースマートフォンを中心とした通信機器等を販売するEコマース事業で業務提携したと発表した。このEコマース事業はシンガポールを中心にアジアやオセアニア地域で、2020年春より順次開始する。Mobyとの共同事業は、インサーが2020年1月にシンガポールに設立する子会社のインサーSGを運営主体として展開する。

阪急阪神不動産 フィリピンで戸建分譲の2プロジェクト開始

阪急阪神不動産(本社:大阪市北区)は12月5日、フィリピンの不動産デベロッパー、PA アルバレス プロパティ―ズ(本社:ラグナ州、以下、PA社)と共同で、同国における2つの戸建分譲事業をスタートさせると発表した。ラグナ州カブヤオ市の「(仮称)Idesia Cabuyao(イデシア カブヤオ)」(総戸数286戸、総事業費、約11億円)、ブラカン州サンホセデルモンテ市の「(仮称)Idesia San Jose Del Monte(イデシア サンホセデルモンテ)」(総戸数1,437戸、総事業費約54億円)の2つのプロジェクト。同社とPA社はフィリピンでこれまで共同プロジェクトを実施。今回の両プロジェクトを含め同国での戸建分譲事業の参画戸数は4,000戸超となる。

エスプール 台湾の世霹有限公司へ出資、越境ECサービス拡大

BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を主幹事業とするエスプール(本社:東京都千代田区)は12月4日、台湾の世霹有限公司(本社:台湾・台北市、以下、Shipeee)へ出資すると発表した。出資額は2,000万円。持分比率は非公表だが、エスプールの連結子会社となる予定。今回の出資により、子会社のエスプールロジスティクスでは台湾向け越境EC顧客の獲得が期待できる。また、日本企業の台湾進出支援サービスを手掛けているShipeeeは、台湾における人員体制の拡充を行うことで、事業拡大のスピードを上げる。