三菱地所 インドネシア・ベトナムで現地法人、営業開始

三菱地所(本社:東京都千代田区)は8月9日、インドネシアのジャカルタ、ベトナムのホーチミンでそれぞれ現地法人を設立、4月30日および7月8日から営業を開始したと発表した。同社にとってアジアではシンガポール、中国、タイ、台湾に続く事業拠点となる。現地法人設立により、既存プロジェクトへの更なる主体的な取り組みのほか、三菱地所グループの総合力を活かした一層の事業拡大を目指す。三菱地所インドネシアの資本金は105億インドネシアルピア。三菱地所ベトナムの資本金は22億6,970万ベトナムドン。

商船三井 中国CSETとLNG・エタン輸送で協業の覚書

商船三井(本社:東京都港区)は8月7日、中国COSCO Shipping Energy Transportation Co.,Ltd.(以下、CSET)との間で、将来のLNGおよびエタン輸送プロジェクトで、さらに協業を進めることで覚書を締結したと発表した。両社は10年以上にわたり様々なプロジェクトを共同で取り組んできており、今回さらに協業を進めることで、両社の関係を発展、深化させていく。

住江織物 ベトナム・ハナム省に暖房商材の新会社

住江織物(本社:大阪市中央区)は8月7日、ベトナム北部のハナム省ドンバンⅢ工業団地に新会社「Suminoe Textile Vietnam Co.,Ltd.」を設立したと発表した。機能資材事業のコア事業の電気カーペットは現在、中国・蘇州市に生産拠点があるが、生産供給体制を強化するため、今回ベトナムに新会社を設立した。新会社の資本金は190万米ドル(約2億500万円)で、住江織物が全額出資する。繊維系暖房商材(電気カーペット、電気毛布等)の生産および販売を手掛ける。

一風堂 ホーチミンに8/19ベトナム2号店グランドオープン

力の源ホールディングス(本社:福岡市中央区)は8月7日、傘下のCHIKARANOMOTO GLOBAL HOLDINGS PTE.LTD.(本社:シンガポール)は、現地のライセンスパートナー、PIZZA 4P’S CORPORATION(本社:ベトナム)とともに、ベトナム2号店となる「一風堂」VIETNAM Le Thanh Ton(レタントン)店を8月19日にグランドオープンすると発表した。同店舗はホーチミン1区の、観光施設や商業施設、行政機関、飲食店などが集まるホーチミン最大級のレタントン通り沿いの好立地にある。 とんこつラーメン「白丸元味」「赤丸新味」「一風堂から麺」はじめ、海外の一風堂で人気の「炙りサーモンロール明太マヨソース」や、ベトナムで生産している「自家製ブラータン冷奴」「一風堂ホエー鶏から揚げ」などの一品料理も用意している。一風堂はベトナムで2019年3月、ホーチミン7区にベトナム1号店となる「VIETNAM Phu Hung店」をグランドオープンしている。

トヨタ・PFN 生活支援サービスロボットを共同開発

トヨタ自動車とプリファードネットワークス(PFN)は8月9日、トヨタの生活支援ロボットHuman Support Robot(HSR)をプラットフォームとして、共同で研究開発を行うことで合意したと発表した。両社は協働で、両社が持つ技術やノウハウを持ち寄り、一般的な生活環境の中でロボットが自ら学習し、様々なタスクを遂行できるレベルのサービスロボットの開発を目指す。トヨタのHSRを数十台規模でPFNに貸与し、今後3年間で両社が連携して研究開発する。

荒川化学工業 ベトナム・バリアブンタウ省に子会社設立

荒川化学工業(本社:大阪市中央区)は8月9日、ベトナム・バリアブンタウ省に新会社「荒川ケミカルベトナム社」を設立すると発表した。新会社は2,750億ベトナムドン(約13億円)で、荒川化学工業が全額出資する。用地面積約3万㎡。2019年10月設立し、2021年中に稼働開始の予定。製紙用紙力増強剤などの製造および販売を手掛ける。年間生産能力は約4万トンを想定。

アイカ工業 中国南京鐘騰社を子会社化

アイカ工業(本社:名古屋市中村区)は8月9日、100%子会社のアイカ・アジア・パシフィック・ホールディングス社(以下、AAPH社)の100%子会社、ダイネア南京社が、江蘇鐘騰化工有限公司および南京鐘騰化工有限公司(所在地:中国・南京市、以下、南京鐘騰社)の発行済み株式のすべてを取得し、子会社化することで、株式譲渡契約を締結したと発表した。買収価額は8,800万人民元を予定。出資完了日は8月下旬の予定。今回の買収により、フェノール樹脂を主体とする産業用樹脂事業のさらなる拡大が可能となる。加えて、中国で需要の増加が見込まれるホットメルト接着剤、その他産業用樹脂、化粧板用樹脂および含浸紙などの事業拡張が見込まれる。

中央紙器工業 子会社の香港中央紙器工業を解散・清算

中央紙器工業(本社:愛知県清須市)は8月8日、連結子会社の香港中央紙器工業有限公司(以下、HKCPI)の解散および清算に向けた手続きを開始すると発表した。HKCPIが果たしてきた販売機能を、中央紙器工業の持分法適用関連会社の東莞宏冠包装印刷科技有限公司に統合し、中国事業を再構築。この結果、HKCPIはその役割を終えたとしている。

大同特殊鋼 タイに二次加工事業の拠点を新設、傘下2社で新会社

大同特殊鋼(本社:名古屋市東区)は8月8日、連結子会社の下村特殊精工(本社:千葉県市川市)と大同興業(本社:東京都港区)が、特殊鋼の冷間引抜き棒鋼を主要製品とする新会社「Daido Shimomura Steel Manufacturing(Thailand)Co.,Ltd.」をタイに設立したと発表した。新会社の所在地はタイ・チョンブリ県ピントン工業団地で、敷地面積は1万㎡。資本金は4.3億タイバーツで、出資比率は下村特殊精工51%、大同興業46%、Daido Kogyo(Thailand)Co.,Ltd.3%。2021年4月稼働開始の予定。月産能力は1,000トン。新会社は事業インフラの整ったタイで、二次加工事業拠点となり、主に自動車関連向け高機能鋼材の需要地として期待されるASEANにおけるサプライチェーンの一翼を担う。