MHPS フィリピンでサービス事業に特化した新会社設立

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は6月24日、フィリピンにおける火力発電関連設備のサービス事業を手掛ける新会社として「MHPS(Philippines)Plant Services Corporation(MHPS-PSC)」を同社の現地法人を通じて設立したと発表した。同国内に特化した地域密着のサービス拠点を設立することにより、同国市場を深耕してさらなる事業拡大につなげていく。

TOTO 中国・南京市の浴槽工場75億円投じ移転拡充

TOTO(本社:福岡県北九州市小倉北区)は6月24日、グループ会社の南京東陶有限公司が、中国江蘇省南京市の浴槽工場(樹脂・鋳物含む)を同市内で新たに取得した敷地に移転し、75億円を投じて新工場を建設すると発表した。敷地面積は約5万2,000㎡、建屋約5万1,000㎡(延床面積)で、年間生産能力は約11万台。2019年7月に着工し、2021年6月の本格稼働を目指す。

サンデン 中国でEV向けヒートポンプシステム本格展開

サンデン・オートモーティブクライメイトシステム(以下、SDAS、本社:群馬県伊勢原市)は6月21日、中国自動車市場シェアNo.1の上海汽車の電気自動車、ROEWE MARVEL X(ローウェイマーベルX)とEi5(イーアイファイブ)向けに、2019年2月よりカーエアコン用ヒートポンプシステムの本格的な市場展開を世界最大規模の電動車市場の中国で開始したと発表した。このヒートポンプシステムは中国市場初となる製品として、SDASが2016年7月より開発を開始し、華域三電汽車空調有限公司(以下、SSB)の石龍(しゅうろん)工場で生産・組立している。

野村不動産HD,ベトナムに現地法人 開発・投資強化へ

野村不動産ホールディングス(本社:東京都新宿区)は6月24日、ベトナムにおける新規の開発・投資案件への参画を狙い現地体制を強化するため、同国に現地法人「NOMURA REAL ESTATE VIETNAM CO.,LTD.」(野村不動産ベトナム)を設立すると発表した。新会社の所在地はホーチミン市で、7月8日から業務を開始する。

双日と大阪ガス ベトナムで天然ガス供給事業会社を設立

双日、双日100%子会社の双日ベトナム、並びに大阪ガス(本社:大阪市中央区)の100%子会社、大阪ガスシンガポール(本社:シンガポール)の3社は6月24日、ベトナムにおける天然ガス供給事業を目的とした合弁会社「双日大阪ガスエナジー」の設立に合意したと発表した。新会社の所在地はベトナム・バリアブンタウ省フーミ3特別工業団地で、出資構成は双日グループ51%(双日26%、双日ベトナム25%)、大阪ガスシンガポール49%。2019年8月ごろ設立する予定。天然ガス供給事業を皮切りに、他工業団地および大口需要家向けに天然ガス供給を広く展開し、2030年度売上高150億円を目指す。

クロスシー 中国SNS「速報醤」と日本の総販売代理契約を締結

日中間のクロスボーダービジネスを手掛けるクロスシー(本社:東京都台東区)は6月24日、中国SNS上で100名以上のインフルエンサー、3,500万フォロワー、月間15億CV(コンテンツビュー)を有する「速報醤」と、6月1日から日本における総販売代理契約を締結したと発表した。これにより、在日中国人特派員が現地取材で制作したコンテンツを「速報醤」で拡散することが可能になる。

ルノー・日産自・ウェイモ 自動運転実現へ独占契約

ルノー、日産自動車は6月20日、フランスと日本でグーグル傘下のウェイモと、乗客および配送向けドライバーレス・モビリティーサービスの実現の可能性について検討する独占契約を締結したと発表した。各社の強みを持ち寄り、市場機会の分析、ドライバーレス・モビリティーサービスに関係する商業的および法規面の課題を共同で調査することで、より知見を高めることを目指す。フランスと日本でその可能性について検討し、その後中国を除く他の市場への検討に移る。ルノーと日産自動車はさらなる事業化検討を進めるため、ドライバーレス・モビリティーサービスに特化したアライアンスの合弁会社を、フランスと日本にそれぞれ設立する予定。

日本郵便 UGXによる中国宛て配送サービス開始

日本郵便(本社:東京都千代田区)は6月21日、中国の申通快●(シンツウカイテイ、所在地:中国・上海市)の日本法人、申通エクスプレスジャパン(所在地:東京都中央区、以下、STOジャパン)と連携し、24日から中国の行郵税による通関を用いた「ゆうグローバルエクスプレス」(以下、UGX)による中国宛ての配送サービス「UGX行郵税通関配送サービス」を提供すると発表した。利用対象者は中国向け越境ECサイトで販売している法人顧客。

NTTデータ インドのクラウドヘッジ社と資本提携

NTTデータ(本社:東京都江東区)は6月21日、アプリケーションのコンテナ移行やDevOpsプロセスを支援する技術・ノウハウを持つインドのクラウドヘッジ・テクノロジーズ・プライベート・リミテッド(本社:インド・プネ、以下、クラウドヘッジ)と資本提携したと発表した。これにより、クラウドヘッジの持つ高度な技術・ノウハウを、NTTデータが提供する既存IT資産を活用したデジタル化対応技術体系「レガシーデジタルインテグレーション」に取り入れ、世界各国のNTTデータグループの幅広い顧客層に対して提供することにより、顧客の迅速なデジタルトランスフォーメーションを支援していく。

日本生命 ミャンマーのGGIH社へ出資 株式35%保有へ

日本生命保険は6月21日、ミャンマー有力財閥の一つ、シュエタングループ傘下のグランド・ガーディアン・インシュアランス・ホールディング(以下、GGIH)およびGGIH傘下の生命保険会社、グランド・ガーディアン・ライフ・インシュアランス(以下、GGLI)との間で、GGLIの株式を取得することで合意し、ミャンマー関係当局に金融許可申請書類を提出したと発表した。新株発行割当により、GGIL株式2,100万米ドル相当(約23億円)を取得し、全体の35%を保有することになる。9~10月に諸手続きを完了する予定。これに伴いGGLIは「グランド・ガーディアン・ニッポンライフ・インシュアランス」に社名変更する予定。