住友電工 カンボジア・プノンペンの交通管制システム整備計画を完工

住友電気工業(本社:大阪市中央区)は8月28日、三菱商事(本社:東京都千代田区)と共同で、カンボジア・プノンペンから受注したプロジェクト「プノンペン交通管制システム整備計画」を2018年12月に完工。また、この竣工式が2019年8月8日に行われ、プノンペン都知事から住友電工および三菱商事に感謝状が授与されたと発表した。              同プロジェクトは国際協力機構(JICA)主導のもと、日本政府による無償資金協力により行われた。

アサヒ飲料・NEC”まちを見守る自販機”9月より設置へ、 22年末までに60台設置

アサヒ飲料(本社:東京都墨田区)とNEC(本社:東京都港区)は8月30日、地域の防犯・安全に貢献するため共同開発したクラウド型カメラ付き自動販売機、通称”まちを見守る自販機”を9月より展開すると発表した。第一弾として9月2日より神奈川県横須賀市のどぶ板通り商店街に1台設置する。アサヒ飲料はこの自販機を2020年末までに60台設置を目指し、地域の防犯・安全に貢献することで、自動販売機の価値向上に取り組む。

東芝エネルギーS ベトナム・バンフォン1石炭火力発電所向けEPC契約を受注

東芝エネルギーシステムズ(本社:川崎市幸区)は8月29日、住友商事が出資するベトナム法人Van Phong Power Company Limited(以下、VPCL)から、IHI、台湾の大手エンジニアリング会社CTCI Corporation、韓国の斗山重工業とのコンソーシアムとしてバンフォン1石炭火力発電所のEPC契約を受注し、このほど着工したと発表した。 東芝エネルギーシステムズは蒸気タービンおよび発電機などの設計・製造・供給・据付工事・試運転を担当し、2023年内の商業運転開始を目指す。同発電所は発電容量1,320MW[(660MW×2基)で、同社は25年間にわたりベトナム国営電力公社に売電する。

塩野義製薬 抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ(R)」の台湾の製造販売承認取得

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は8月29日、台湾食品薬物管理局(以下、TFDA)に新薬承認申請していた「ゾフルーザ(R)」(日本における製品名)について、8月28日付で「成人および12歳以上の小児の急性A型、B型インフルエンザウイルス感染症を適応症」として承認を取得したと発表した。ゾフルーザは、既存の薬剤とは異なる作用機序であるキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害作用で、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する。承認取得後、台湾では塩野義製薬の台湾子会社、台湾塩野義製薬股●有限公司が販売する。

4社が廃プラスチックのガス化ケミカルリサイクルで協業の検討開始

日揮(本社:横浜市西区)、荏原環境プラント(本社:東京都大田区)、宇部興産(本社:山口県宇部市)、昭和電工(本社:東京都港区)は8月28日、秘密保持契約を締結のうえ、EUP(Ebara Ube Process)を活用した廃プラスチックのガス化処理設備の設計・調達・建設(EPC)に関わる協業の検討を開始したと発表した。                                                 海洋プラスチック問題に代表される通り、廃プラスチックのリサイクルの推進は世界的な課題となっている。日本におけるプラスチックのリサイクル率は86%だが、そのうち資源循環されているプラスチックの割合は13.5%にとどまり、日本のみならず各国内での資源循環システム確立が急務となっている。

自動運転バスで国内初の営業運行,相鉄バス・群馬大が実証実験

相鉄グループの相鉄バス(横浜市)と群馬大学は8月28日、自動運転の路線バスに一般客を乗せて運行する実証実験を9~10月に同市で実施すると発表した。大型バス(定員77人)を使った営業運航で、自動運転の実験は国内初。群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターで開発された自動運転技術を、相鉄バスの路線バスに導入。ハンドル、アクセル、ブレーキは自動だが、運転手が責任を持つ「レベル2」に相当する技術となる。9月14日~10月14日、横浜市旭区で開かれるイベント「里山ガーデンフェスタ2019秋」の会場と、よこはま動物園ズーラシアの約900mの区間で、同バスを1日16往復運行する。

原子力発電事業で4社が共同事業化で基本合意書を締結

東京電力ホールディングス、中部電力、日立製作所、東芝の4社は8月28日、原子力発電事業(沸騰水型軽水炉)(以下、BWR事業)に係る共同事業化を目指した検討を行うことを目的として基本合意書を締結したと発表した。4社はこれまでに行ってきた意見交換などの結果、BWR事業を将来にわたって、より安全かつ経済的に運営し、原子力発電所の建設と運転につなげられるサスティナブルな事業の構築を目指し、4社が協力して検討を進めていくことで方向性が合致した。

愛知製鋼 インドの特殊鋼メーカー、バルドマンへ資本参加

愛知製鋼(本社:愛知県東海市)は8月27日、インドの特殊鋼メーカー、Vardhman Special Steels Limited(本社:インドネシア・パンジャブ州ルディアナ市、以下、バルドマン)からの第三者割当増資を引き受け、増資後発行済み株式の約11%(7.4億円相当)を出資することに加え、バルドマンに対し技術支援を行うことで合意し同日、調印式を執り行ったと発表した。これを足掛かりとして、グローバルでの品質・コスト競争力向上による特殊鋼事業の基盤強靭化を実現していく。

自動運転技術など開発加速へ トヨタ・スズキが資本提携

トヨタ自動車とスズキは8月28日、次世代自動車づくりで重要なカギを握る自動運転技術などの開発を加速させるため、資本提携に踏み切ることを正式に発表した。トヨタがスズキの株式のおよそ5%を960億円で取得する一方、スズキも480億円を投じてトヨタの株式を取得する。両社は2017年2月に業務提携し、トヨタのハイブリッド車の技術をスズキに提供することや、スズキの主力市場のインドで互いに強みを持つ車を供給しあうことを決めるなど、協力関係を拡大してきた。

セイコーエプソン インクジェットプリンターの世界累積販売台数4,000万台達成

セイコーエプソン(本社:長野県諏訪市)は8月28日、大容量インクタンク搭載インクジェットプリンターの世界累積販売台数が4,000万台を達成したと発表した。2010年10月にインドネシアで大容量インクタンク搭載インクジェットプリンターを発売したのを皮切りに、2018年度まで販売エリアを約150の国と地域に拡大。大容量インクタンク方式の製品でグローバル販売台数シェアNo.1を維持し続けている。2019年度は前年度から13%増の1,020万台を予想している。これは同社のインクジェットプリンター販売総数の約64%を占める見込み。