野村HD 中国で証券会社設立へ 認可取得
野村ホールディングス(本社:東京都中央区)は3月29日、中国証券管理委員会(CSRC)より、合弁による証券会社の設立の許可を受けたと発表した。
新たに設立する証券会社は、対面型中心のコンサルティング営業のノウハウを活かし、中国国内における富裕層個人向けウェルス・マネジメント・ビジネスから事業を開始する予定。
新証券会社は「野村東方国際証券有限公司」で、登録地は中国・上海市。
伊藤忠 中国で医療関連ビジネスに本格参入
伊藤忠商事(本社:東京都港区)は3月29日、中国で医療関連ビジネスに本格的に参入すると発表した。急速な拡大が見込まれる中国の透析市場へ参入するため杏泰医療集団(以下、SUNTOP)への戦略的投資を実行し、持分20%を取得した。
SUNTOPは2003年に日本製透析機材の中国における販売代理店から事業を開始し、現在は約1,000カ所の病院内透析センターとの取引関係を構築している。また、2018年には中国政府の政策の後押しを受ける独立型透析クリニック事業にも参入し、中国本土に積極的な透析クリニックを展開していく計画。
伊藤忠商事はSUNTOPとの透析治療の質の向上、および効率的な施設運営の実現を積極的に支援していく。
伊藤忠商事 国内・アジアで太陽光分散電源事業を推進
伊藤忠商事(本社:東京都港区)は太陽光発電ソリューション各社と連携し、国内外の流通小売店舗・工場等の顧客の屋根に無償で太陽光発電設備を設置し、顧客に長期電力供給を行う「太陽光分散電源事業」を推進していく。
国内ではVPP Japan(本社:東京都品川区)と資本業務提携契約を締結。VPP Japanは2020年度中に10万KWの太陽光分散電源の保有を目指しており、伊藤忠商事グループ各社は既存顧客と連携し、VPP Japanの事業拡大を支援する。
また、アジアではSymbior PMR Co.,Ltd.(本社:タイ)と連携する。Symbiorはアジアで5万KW以上の事業経験のある太陽光発電事業者。
三菱ケミカル インドの熱可塑性エラストマー設備新設
三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)は3月29日、自動車の内装部材などに使用される熱可塑性エラストマーについて、インド国内に製造設備を新設すると発表した。このほど手続きを完了したインドWelset Plast Extrusions社の、塩ビコンパウンド事業買収により獲得した拠点に導入し、2019年度中に稼働開始する予定。今回買収した会社「MCPP India Private Limited(予定)」(本社所在地:インド・ムンバイ)をアジアパシフィック地区における医療用塩ビコンパウンドの製造拠点と位置づけ、加えて自動車用熱可塑性エラストマーの製造設備拡大により、一層のグローバル展開を加速していく。
阪急阪神エクスプレス インド・マネサールに新倉庫を開設
阪急阪神エクスプレス(本社:大阪市北区)は3月28日、インド現地法人、阪急阪神エクスプレス(インド)が、デリー近郊のマネサールに新倉庫を開設し、4月1日より営業を開始すると発表した。新倉庫はインディラ・ガンディー国際空港から40km、日系企業が多数進出しているマネサール工業団地にも至近だ。
同倉庫はマネサールロジスティクスセンターとして、輸出入ターミナル企業に加えて国内輸送のハブセンターとして在庫管理・流通加工・納品代行までシームレスな一貫輸送を提供していく。インド法人は2019年1月、インド当局よりAEO(オーソライズド エコノミック オペレーター、貨物のセキュリティ管理とコンプライアンス体制が整備された事業者)制度の認可事業資格を取得。この認証はどうせんたーを含むインド法人全拠点に適用される。