カルビー 中国・上海でシリアル「フルグラ」初の食育イベント

カルビー(本社:東京都千代田区)は6月6日、人気シリアル商品「フルグラ(R)」の中国市場での認知向上および売上拡大を狙いとして、6月15、16日の2日間、中国・上海で朝食習慣の質的向上を啓発する初の食育イベントを開催すると発表した。場所は、ショッピングモール「長寧来福士広場(ラッフルズ・シティ)」L1東区中庭。

ゼンショーHD マレーシアのチキンライス業態 TCRSを傘下に

ゼンショーホールディングス(本社:東京都港区)は6月3日、子会社のマレーシア現地法人を通じ、マレーシアを中心にチキンライス業態”The Chicken Rice Shop(以下、TCRS)”を展開する現地企業、TCRS Restaurants Sdn.Bhd.の株式を取得したと発表した。これによりTCRSはゼンショーグループとなった。TCRSは主要なショッピングモール内に約100店舗出店しており、マレーシアで最初の、かつ最大のシェアを占めるチキンライスの専門チェーンとして高い認知度を持っている。鶏肉をメインとして、ハラル認証を得ており、人口の70%以上がイスラム教徒のマレーシアでも気軽に訪れられる店として、老若男女を問わずファミリー層に支持されている。今後、店舗経営や新規出店で、ゼンショーグループとのシナジー効果を発揮させていく。

インパクトHD 8月にインドで コンビニ390店開業

流通・サービス店舗に特化したアウトソーシング事業を展開するインパクトホールディングス(本社:東京都渋谷区)は6月6日、インドの出資企業を通じて同国で8月中にコンビニエンスストア390店を出店すると発表した。同国では最大規模のコンビニチェーンとなる見通し。また既存店の業態転換を進めて、5年以内に店舗数を計2,000店舗(うちプレミアム業態200店舗、キヨスク業態1,800店舗)を出店する計画だ。

東海道新幹線「N700S」最高時速360㌔で走行試験

東海道新幹線に2020年度の夏から導入される新型車両「N700S」で6月6日、試験的に最高時速360㌔まで引き上げる走行が行われ、その様子が報道関係者に初めて公開された。試験走行が行われたのは滋賀県米原駅から京都駅までの区間。近江八幡市周辺の直線で、営業運転の最高時速レベルの285㌔から一気にスピードを上げて360㌔に達した。N700Sは車両の空気抵抗を抑え、ブレーキの改良によって地震などの緊急時の安全性を高めている。今回の走行試験では360㌔での乗り心地や沿線への騒音を計測する。これにより、米国や台湾などへの輸出を目指し、性能をアピールする。

日野自 モンゴル・ウランバートルに販売拠点開設、本格参入

日野自動車(本社:東京都日野市)は6月5日、モンゴルの現地パートナー、Khishing Arvin社を通じて、住友商事の協力のもと4月12日にランバートルに同社の正規販売・サービス拠点を開設、モンゴル市場に本格参入すると発表した。大型トラックの販売から始め、顧客のニーズに合った最適商品を提案していく。顧客車両の稼働時間の最大化を目指して部品供給・サービス体制の基盤構築を進める。対象エリアはモンゴル全域。今後は資源採掘現場への出張サービスも含め、車両一台一台を最適な状態に維持するためのサポートを展開していく。

東洋電機製造 タイ・バンコクに現地法人 ASEANで業容拡大へ

東洋電機製造(本社:東京都中央区)は6月5日、タイ・バンコクに現地法人を設立したと発表した。同地での駐在員事務所開設から4年を経て、引き続き良好なASEANマクロ環境を背景に業容の拡大を図るため、体制を強化するもの。新会社「SIAM TOYO DENKI  Co.,Ltd.」の資本金は400万タイバーツで、出資比率は東洋電機製造49%、Bangkok MUFG Limited48%、SBCS Co.,Limited3%。6月4日に設立。ASEAN地域での一般産業用電気品の販売・サービスを手掛ける。

日立 中国のスマートシティ事業強化へ市場動向調査会社設立

日立製作所および日立(中国)有限公司は6月5日、中国におけるスマートシティ事業を強化するため、市場動向調査や新たな協創機会を検討する「日立(中国)有限公司河北雄安分公司」(以下、河北雄安分公司)を設立し、営業を開始したと発表した。雄安新区は、広東省深せん経済特区、浦東新区に続き2017年、中国河北省に設置された国家級新区の一つ。 

シャープ ベトナムのクアンガイ省にメガソーラー建設

シャープエネルギーソリューションは6月5日、タイのエネルギー関連企業Sermsan Power(以下、SSP社)やSSP社傘下のTruong Than Quang Ngai Power And High Technology Joint Stock社などと共同で、ベトナムのクアンガイ省に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設したと発表した。出力規模は約49MW-dc、年間予測発電量は約7万3,143MWh/年で、ベトナムの一般的な家庭の約3万8,762世帯分の年間消費量に相当する。5月27日から運転開始している。

トヨタ IOCに燃料電池車「MIRAI」8台納車

トヨタ自動車は6月4日、スイス・ローザンヌで国際オリンピック委員会(以下、IOC)に同社の燃料電池自動車「MIRAI(みらい)」を8台納車したと発表した。納車式はIOCおよびトヨタ自動車の関係者らの出席のもと、建設中のIOCの新本部となる、サステナビリティを追求した「オリンピックハウス」(6月23日竣工予定)で執り行われた。

東芝 印・ダイヤモンド取引所向けにエレベーター128台受注

東芝エレベータ(本社:神奈川県川崎市)は6月5日、子会社、インドの現地法人、東芝ジョンソンエレベータ・インド社がインド北西部に位置するグジャラート州スーラトで建設中のダイヤモンド取引所「Surat Diamond Bourse」向けに、エレベーター128台を一括受注したと発表した。同施設向けに分速180mの高速エレベーターを含む128台のエレベーターおよび保守契約を一括受注し、2020年春までに全台数を納入する予定。同施設は約62万㎡の敷地に建設される世界最大規模の国際的なダイアモンド取引所となる。9棟のオフィスビル、4200室以上の事務室が設けられる予定。