夢真HD ベトナムの連結子会社を吸収合併
夢真ホールディングス(東京都千代田区)はこのほど、全額出資によるベトナムの連結子会社、夢ソリューションズ(東京都品川区)を吸収合併したと発表した。
夢ソリューションズは2016年8月、ベトナムでのオフショア開発および保守・運用を手掛けるため設立された。しかし、管理コストの低減や機動的な開発環境を整備するため、今回吸収合併することになった。合併の効力発生日は2018年10月1日の予定。これに伴い、夢ソリューションズは解散する。
住友商事 東南アジアのデジタル広告業界へ参画
住友商事(本社:東京都中央区)は、東南アジア中心に主にモバイルキャリア事業を展開しているAxiata Group Berhad(アジアータ・グループ)の企業で、デジタル広告事業を手掛けるAxiata Dijital Advertising社(本社:マレーシア・クアラルンプール、以下、ADA社)へ出資した。出資金額は2000万米ドル。
住友商事とADA社は、プラットフォームの高度化を通じ、マイクロファイナンス、送金、決済などを行うフィンテック事業やIoT事業など新しい事業の創出にも共同で取り組む。
東南アジアのデジタル広告市場は、2017年の27億ドルから2021年には53億ドルへ拡大する見込み。
カネカ 医薬品GMP準拠の連続生産設備が本格稼働
カネカ(本社:東京都港区)は7月23日、カネカシンガポールCo.(Pte.)Ltd.(本社シンガポール)で、低分子医薬品分野における原薬・中間体製造用途の連続生産設備を導入し、6月から医薬品GMP準拠の商業生産を開始したと発表した。
今回導入した連続生産設備では、配管中に原材料を流しながら連続的に逐次反応させることで、過酷な条件を要する反応も安全・簡便に実施できる。
同社グループはプロセス開発から製造まで一貫して生産開発体制と高度な品質管理体制を有しており、この生産設備の活用により、低分子医薬品分野の事業強化を図る。また最先端のバイオ医薬品領域と合わせて、ヘルスケア分野での綜合的な事業拡大を目指す。
バンダイ「くまのがっこう」で中国のベビー玩具市場へ参入
バンダイ(本社:東京都台東区)は、世界の6つの国と地域で展開されている絵本「くまのがっこう」のキャラクターを起用したベビー玩具ブランド「the bears’school baby」を、2019年3月から中国で立ち上げ、中国のベビー玩具市場に参入する。同ブランドは生後0カ月~3歳の幼児がターゲットのベビー玩具ブランドで、中国で商品を展開する。
中国のマタニティ・ベビー用品市場規模は、2017年度に42.8兆円(前年度比16%増)となり、日本の約11倍の規模。バンダイは、この中で4.6兆円を占めるベビー玩具市場に向け、中国でも展開されている絵本「くまのがっこう」のキャラクターを起用したベビー玩具ブランドを立ち上げ、2020年3月までにこのブランドのシリーズ累計売上約15億円を目指し、以降もラインアップを拡大していく予定。
JR九州とアリババグループが戦略的提携 中国人客誘致
JR九州とアリババグループ(阿里巴巴集団)は7月23日、戦略的に提携し、中国人インバウンド客の送客と九州域内消費の拡大を通じて、九州地域経済の活性化に貢献すると発表した。
この提携ではアリババグループのデータテクノロジーを活用し、1日平均1000万人以上が訪問する旅行サイト「Fliggy(フリギー)」で、九州の魅力的な観光地、温泉、食、文化を集中的に紹介し、効果的な誘客を実施するだけでなく、中国でも6億人以上が日常的に利用する「Alipay(アリペイ)」の利用環境を整備することで、中国人訪日観光客の消費の拡大を図る。
2023年度に中国から九州へ100万人(うちアリババグループから50万人)送客を実現する。2018年10月~2019年3月はアリババグループから5万人送客を実現する。
NEC 台湾のセブン‐イレブンの無人コンビニに顔認証・POSシステム
NECは、台湾セブン‐イレブン(統一超商股份有限公司、本社:台湾・台北市)が開設した未来コンビニ「X-STORE」にNECの最先端AI技術群「NEC the WISE」の一つであり、世界N0.1の認証精度を有する顔認証AIエンジン「NeoFace」を活用した顔認証システム、および画像認識を活用したPOSシステムを提供した。
X-STOREは、今年1月から台湾セブン‐イレブンの本社ビル内に社員限定利用として開設され、6月25日から一般消費者向けの利用が開始された。わずか3週間で3000名を超え、7月18日には台北市の信義区に2号店(必成店)を開設した。
NECの顔認証システムは、利用者の入退店と決済(現在、本社社員限定)に採用され、無人店舗におけるセキュリティの向上とFace in、Face pay、Face goという利用者の新しい購買フローを実現する。