日本 インドネシアに漁業取締船贈与など22億円の無償資金協力

日本政府は、インドネシアに漁業取締船を贈与および同船の改修・機材整備等に係る資金として22億円を無償資金協力する。インドネシアの首都ジャカルタで2月14日、日本の石井正文駐インドネシア特命全権大使とインドネシア外務省のサント・ダルモスマルト東アジア・太平洋局長との間で、この旨の交換公文の署名が行われた。これにより、インドネシアの海上執行能力の強化につながり、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に資するものとなる。

日本 インドネシアの離島の海上施設整備に30億円の無償資金協力

日本政府は、インドネシアの離島の海上施設整備のため30億円を無償資金協力する。インドネシアの首都ジャカルタで2月14日、日本の石井正文駐インドネシア特命全権大使とインドネシア外務省のサント・ダルモスマルト東アジア・太平洋局長との間で、「第二次離島における水産セクター開発計画」に関する書簡の署名・交換が行われた。
この案件は、同計画を支援することにより、同国周縁部の6つの離島において主に桟橋や係留地、防波堤等の海上施設の改修・整備を行うもの。

日本 インドネシアの災害への強靭化促進・管理に318億円の円借款

日本政府は、インドネシアの「災害に対する強靭化促進・管理プログラム・ローン」に、総額318億円を限度とする円借款を供与する。インドネシアの首都ジャカルタで2月14日、日本の石井正文駐インドネシア特命全権大使とインドネシア外務省のサント・ダルモスマルト東アジア・太平洋局長との間で、この旨の交換公文の署名が行われた。金利あ0.4%、償還期間15年(5年の据置期間を含む)。
このプログラム・ローンは、政策マトリクスの進捗状況を日本・インドネシア両国で確認することにより、防災に関連する省庁が進める政策・制度の改善を後押しし、インドネシアお総合防災体制の強化を図るもの。

経産省 タイ工業標準局と製品安全向上で協力文書締結

日本の経済産業省は2月12日、タイのバンコク市内でタイ工業省工業標準局(TISI)と日本の経済産業省産業保守グループとの間で、製品安全に関する協力文書(MOC)を締結したと発表した。タイ製品安全当局と日本の製品評価技術基盤機構(NITE)とのこれまでの取り組みを踏まえて、今後も両国内に流通する製品の更なる安全性向上を目指す。

インドネシアが日本産食品の輸入規制措置を緩和

外務省は2月7日、インドネシア政府が東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、行っていた日本産食品に対する規制措置を緩和、1月21日付で解除した旨、通知があったと発表した。これは実施していた日本産食品に対する輸入規制措置のうち、47都道府県の水産物、養殖用薬品、えさについて、放射性物質検査証明書が求められる規制措置を解除もの。

日本 タイと「特定技能」外国人制度の運用で協力の覚書

日本政府(法務省、外務省、厚生労働省、警察庁)は2月4日、タイ労働省との間で在留資格「特定技能」を有する外国人に係る制度の適正な運用のための情報連携の基本的枠組みに関する協力覚書(MOC)に署名したと発表した。この協力覚書は、両国が一定の専門的技能を有する人材(特定技能外国人)の円滑な送り出し・受け入れの確保(とくに悪質な中海事業者の排除)および、特定技能外国人の日本での就労における問題の解決のための情報連携および協議の基本的枠組みを定めている。

JENESYS2019でインドネシアの若手ジャーナリスト11名が訪日

対日理解促進交流プログラムJENESYS2019の一環として、2月4日~11日までインドネシアの若手ジャーナリスト11名が訪日する。一行は東京都内で日ASEANセンター、国会議事堂、テレビ東京を視察後、福島県を訪問し、地元メディアや環境創造センターで、東日本大震災からの復興に向けた取り組みを視察し、メディアや報道等を通じて迅速に情報を伝えることの重要性について学ぶ。

JICA インド・ヒンドゥ-教最大の聖地の環境衛生改善に技術協力

国際協力機構(JICA)はインドのデリーで1月28日、同国政府との間で技術協力プロジェクト「ヴァラナシ市衛生改善プロジェクト」に関する討議議事録に署名したと発表した。この事業はヒンドゥー教最大の聖地、ヴァラナシ市で、ヴァラナシ市役所(衛生局、運輸部および水道公社)およびウッタラ・プラデシュ州上下水道公社ヴァラナシ支所の廃棄物管理、無収水削減、汚水・排水処理に関する能力を強化するもの。実施予定期間は36カ月。

日本 バングラデシュの水・衛生環境改善に5億円の無償資金協力

日本政府はバングラデシュ南東部のコックスバザール県における水・衛生環境改善のため供与額5億円の無償資金協力する。バングラデシュの首都ダッカで1月27日、山谷裕幸バングラデシュ臨時代理大使とイスラム・シャヒドゥイル・バングラデシュ財務省経済間関係局次官補との間で、同案件に関する書簡の交換が行われた。                       バングラデシュは近年、多く利用されている浅井戸の水から基準値を超えるヒ素が確認されたことから、安全な飲料水の確保のための深井戸を掘ることができる掘削機が不足。この増設が喫緊の課題となっている。とりわけ、ミャンマー・ラカイン州から70万人を超える避難民が短期間に流入したバングラデシュのコックスバザール県への支援が求められており、今回の無償資金はこれに充てられる。