ミャンマーの金融インフラ整備に55億円の無償資金贈与
国際協力機構(JICA)はこのほど、ミャンマーの首都ネピドーで同国政府との間で「金融市場インフラ整備計画」を対象として55億4900万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結した。
この事業は、無償資金協力「中央銀行業務ICTシステム整備計画」により導入したミャンマー中央銀行の資金・証券決済システムの機能を拡充するもの。実施期間はミャンマー中央銀行、実施予定期間は32カ月。対象地域はネピドー、ヤンゴン、マンダレー。
JICA インドネシア離島の水産業の活性化に25億円の無償資金贈与
国際協力機構(JICA)は7月31日、インドネシアの首都ジャカルタで同国政府との間で、「離島における水産センター開発計画」を対象として、25億円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結した。
これは、インドネシア政府による離島の漁港施設の整備計画に対して財政支援を行ことにより、同国周縁部の6つの離島の漁港施設および市場の整備・改修と施設設計・運用ガイドラインの策定を図るもの。
零細漁民が冷凍施設や製氷機の整った漁港を利用できるようになり、水産物の付加価値向上や島外への流通が進み、地域の水産業の活性化につながることが期待される。
対象地域・施設はサバン(アチェ州)、ナツナ(リアウ諸島州)、モロタイ(北マルク州)、サウムラキ(マルク州)、モア(マルク州)、ビアク(パプア州)の漁港施設および市場。
マレーシアで海外最大規模3万5000人の盆踊り大会
マレーシアの首都クアラルンプール近郊の会場で7月21日、海外では最大規模といわれる、およそ3万5000人による盆踊り大会が開かれ現地で暮らす日本人とマレーシアの人たちがともに、日本の”夏の風物詩”を楽しんだ。
会場では日本人学校に通う子どもたちとともに、髪を隠すヒジャブと浴衣に身を包んだイスラム教徒の女性らが櫓(やぐら)の周囲に集まり、東京音頭や花笠音頭に合わせて踊った。盆踊りを初めて体験するマレーシアの人たちも多く、見よう見まねで踊りを楽しむ姿も数多く見られた。
この盆踊り大会は、日本の伝統の盆踊りを通じて日本企業の駐在員など現地で暮らす日本人とマレーシアの人たちとの交流を深めようと、40年余り前から日本人会などの主催で毎年開かれている。