訪日客向け高級カプセルホテル 京都で相次ぎ開業

訪日客向け高級カプセルホテル 京都で相次ぎ開業

京都でいま、女性や訪日外国人観光客を主なターゲットにした高級カプセルホテルの開業が相次いでいる。内装や快適性にこだわり、カプセルホテルのかつての、狭くて窮屈で暗いイメージのそれとは全く違うものだ。訪日外国人客の増加でホテル不足や宿泊費の高騰が指摘される中、手ごろな価格で人気を集めつつある。
京都市中京区に2月15日オープンしたのが「THE PRIME POD京都」。商業ビルの最上階から4フロア分を使ったホテルは全150室。若い女性客の利用を意識して各階は男女別。標準的な部屋は1泊5000円前後。京の五山を見渡せるロビーからの眺望も売りの一つだ。
ベッド付きの個室が上下に分かれていてずらりと並ぶ。ベッドスペースは訪日外国人を意識し、身長180㌢の人でも余裕の広さを確保している。高機能マットレスやアメニティグッズ、木目を生かした壁など寝具や内装にもこだわっている。

1月の百貨店免税売上高が過去最高 春節と訪日客増

1月の百貨店免税売上高が過去最高 春節と訪日客増

日本百貨店協会の発表によると、訪日外国人客による全国百貨店での1月の免税売上高は、前年同月比24.8%増の217億円で、単月ベースで過去最高となった。
中国をはじめとする中華圏の大型連休「春節」が1月28日から始まり、訪日客数が同3割強増えた。その結果、2015年4月以来、1年9カ月ぶりに過去最高を更新した。
免税売上高は訪日外国人客が増え続ける中、主力を占める中国の関税政策が変更されたり、売れ筋が高額品から日用品に代わったりしたことで、2016年春ごろから伸び悩んでいた。
なお、1月の全国の百貨店売上高は同1.2%減の5209億円だった。

百貨店の中国向け通販が本格化 三越伊勢丹、高島屋

百貨店の中国向け通販が本格化 三越伊勢丹、高島屋

百貨店の中国向け通販が本格化した。三越伊勢丹ホールディングス、高島屋などが活発な動きを見せている。訪日時の需要に加え、日常生活の中で購入機会を増やし、需要を喚起するのが狙いだ。
三越伊勢丹は2016年11月、アリババが運営する通販サイト「天猫国際」に日本の百貨店として初めて出店した。サイトでは婦人服、子供服、リビング用品などを販売。同サイトの顧客層のメインは30歳代の女性のため、得意分野の婦人用品をセールスポイントにしたい考えだ。
高島屋が力を入れているのは通販アプリによる販売だ。上海高島屋ではすでに通販サイトを開設しているが、2月からスマートフォンでも購入しやすくしようと通販アプリを導入した。サイトに掲載した商品の二次元コードを専用アプリで読み取ると決済から商品の発送までできるシステムだ。アプリで買える商品はアクセサリーや美容液、おむつ、タオルなど多岐にわたる。
中国人による”爆買い”の背景には、日本の良質な商品に対する信頼感がある。その中国客の消費動向はブランド品から消耗品に移行しているが、消費のポテンシャルは引き続き高いとみて期待している。

1月の訪日外客数229万6000人 月間で過去2番目

1月の訪日外客数229万6000人 月間で過去2番目

2017年1月の訪日外客数は前年同月比24.0%増の229万6000人だった。2016年の185万2000人を44万人以上上回り、1月として過去最高。また単月として2016年7月の229万6451人に僅差に迫る、過去2番目の記録となった。
今年は春節(旧正月)が1月28日から始まったため、中華圏の国や地域を中心に訪日旅行者数が増加した。
市場別では韓国とオーストラリアが単月として過去最高を記録したほか、ロシアを除く17市場が1月として過去最高となった。中でもマレーシアは70%台、インドネシアは60%台の高い伸びとなった。

「餃子の王将」高雄市に4月中旬 台湾1号店

「餃子の王将」高雄市に4月中旬 台湾1号店

王将フードサービス(本社:京都市伏見区)は2月13日、子会社の王將餐飲服務が台湾第1号店の出店場所として、漢神アリーナショッピングプラザ(高雄市)を選定したと発表した。
店舗は4月中旬に出店し、日本の「餃子の王将」をベースに、焼き餃子などの餃子の王将のメニューを提供するほか、同店に限定したメニューも提供する。客席数72席。

京成電鉄 比とマレーシアで訪日客向けのお得乗車券

京成電鉄 比とマレーシアで訪日客向けのお得乗車券

京成電鉄(千葉県市川市)は訪日外国人客に「スカイライナー」を割安で利用できる2種の企画乗車券を2月10日からフィリピンで、3月17日からマレーシアでそれぞれ発売する。
このお得な乗車券は「Keisei Skyliner&Tokyo Subway Ticket」と「スカイライナークーポン」で、前者はスカイライナーの片道/往復の乗車券・特急券と、東京メトロの全9線および都営地下鉄の全4路線、合計13路線が24時間/48時間/72時間乗り放題となる乗車券「Tokyo Subway Ticket」を組み合わせた訪日外国人向け、また後者は訪日前に現地旅行代理店で「スカイライナー」の片道乗車券・特急券が割引価格で購入できる訪日客向けのそれぞれ企画乗車券だ。
フィリピン、マレーシアのH.I.S.現地法人で発売する。

JTB シンガポール政府観光局と初の協力覚書

JTB シンガポール政府観光局と初の協力覚書

シンガポール政府観光局とジェイティービー(JTB)は2月7日、協力覚書を締結すると発表した。これにより両者は共同で4月1日~2018年3月31日までの1年間、シンガポールへの渡航を促進するキャンペーンを実施する。両者の協力覚書締結は今回が初めて。
今回の協力覚書は、観光・ビジネス渡航先としてのシンガポールの魅力を日本国内により良く伝えるため、両者共同の商品開発、マーケティング、販売、PRに関する連携を目的としている。これにより個人・団体合わせて9万人の送客を目指している。

アイスタイルG 化粧品小売事業 5/5に台湾で1号店

アイスタイルG 化粧品小売事業 5/5に台湾で1号店

アイスタイル(本社:東京都港区)は、連結子会社のアイスタイル リテイル香港(本社:香港)を通じて、台湾・台北市に5月5日、コスメセレクトショップ『@cosme store』の海外1号店『@cosme store 微風広場 台北駅店』をオープンする。
アイスタイルグループはネットとリアルが融合した店舗づくりに取り組み、ノウハウを培い、現在全国で16店舗を展開している。

「JTB外貨両替」ウェブでマスターカードの決済開始

「JTB外貨両替」ウェブでマスターカードの決済開始

JTBビジネスイノベーターズ(東京都品川区、以下JBI)とユーシーカード(東京都港区、以下UCカード)は、JBIが運営する「JTB外貨両替」のウェブサイトでマスターカードブランドのクレジットカードでの決済を、2月1日から開始した。
これにより、レートが変動する外貨両替の清算がインターネット上で即時完了するウェブ販売において、支払いの手段の幅が広がり、利便性が一層高まる。

訪日旅客の”ちょい乗り”需要に応え「初乗り410円」

訪日旅客の”ちょい乗り”需要に応え「初乗り410円」

東京都心部(23区と三鷹市、武蔵野市)のタクシーの初乗り運賃が1月30日から「約1㌔410円」となった。現行の「2㌔730円」から大きく変わり、2㌔弱まではこれまでより安く、6.5㌔以上になると割高になる。今回のような大幅な料金改定は約80年ぶりという。
初乗りの410円は、全国の都市部では最安値。これまでの730円では利用し辛かった”ちょい乗り”需要に応えるのが狙いだ。地理に不案内の訪日旅行客はじめ、子連れ母子や足腰に持病を抱える高齢者らの需要を取り込む。
料金体系は初乗りの距離を超えると、走行237㍍ごとに80円加算され、渋滞などで時速10㌔以下の時は90秒ごとに80円かかる。