訪日中国人 1~6月は100万人突破 過去最多

訪日中国人 1~6月は100万人突破 過去最多

 日本政府観光局(JNTO)は7月23日、今年上半期(1~6月)に日本を訪れた中国人旅行者数、前年同期比88.2%増の100万9200人だったと発表した。伸び率は国・地域別で最も高かった。このままのペースで推移すれば、通年で過去最多だった2012年の142万5100人を大きく上回り、200万人の大台に乗る見通し。

 6月に日本を訪れた中国人旅行者は前年同月比6.7%増の17万4900人で、10カ月連続のプラスとなり、6月としては過去最多を記録した。

インドネシア人訪日者数 1~6月は最多の7.5万人

インドネシア人訪日者数 1~6月は最多の7.5万人

 日本政府観光局(JNTO)は7月23日、上半期(1~6月)のインドネシアからの訪日者数が前年同期比16%増の7万5400人だったと発表した。1~6月としては過去最高を記録。今後は事務所を設置している首都ジャカルタに加え、地方の大都市でPR活動を強化して観光客を呼び込みたいとしている。

 東南アジア主要6カ国の中ではタイ、マレーシア、シンガポール、フィリピンに次いで5番目に多かった。7~8月はレバラン(断食明け大祭)に伴う大型連休があるため、伸び率が加速すると見込んでいる。

 2013年のビザ(査証)発給比率は、地域別でジャカルタが8割と最大。以下、東ジャワ州スラバヤが8%、北スマトラ州メダンが6%、バリ州デンパサールが3%、南スラウェシ州マカッサルが2%と続いた。JNTOはスラバヤやメダンなど地方都市で地元の旅行代理店との協力体制の強化により、観光客誘致につなげたい考え。

ディーアール7/24 上海「新鮮ホルモンまるみち」開業

ディーアール7/24 上海「新鮮ホルモンまるみち」開業
 食品生産加工卸・飲食店経営のディーアール(東京都品川区)は7月24日、中国・上海市長寧区にホルモン焼肉店「新鮮ホルモン まるみち」をグランドオープンする。ディーアールの海外進出は初めて。日本式サービスで消費者を取り込み、新鮮なホルモンを中心としたメニューの焼肉店を目指す。店舗面積は137平方㍍、客席数は55席。
 価格はカルビが68元、上タン塩58元、トントロ35元、上ミノ40元、シマチョウ38元、レバー45元。1カ月当たりの売上高800万~1000万円を目指す。営業時間は月~土曜日が17時~5時、日曜日が17時~24時。

1~3月シンガポールの日本人入国者数2%減の22万人

1~3月シンガポールの日本人入国者数2%減の22万人

 シンガポール観光庁(STB)が7月21日発表した1~3月期の観光統計によると、日本人入国者数は前年同期比2%減の21万5000人だった。これは同国への訪問者全体の5位となり、順位は前年同期と変わらなかった。

 同国における日本人の支出額(観光地の入場料やカジノなどの支出を除く)は11%増の2億4300万シンガポール㌦(約198億円)。

 同国への全体の訪問者数は前年並みの390万人。国・地域別で最も多かったのはインドネシアで6%増の74万9000人。2位の中国は前期(31%減)に引き続き、14%減の55万7000人と2ケタ減を記録。3位マレーシア(1%減の28万8000人)、4位オーストラリア(2%減の27万人)だった。NNAが報じた。

ユニクロ インドネシアで10月に5、6号店オープン

ユニクロ インドネシアで10月に5、6号店オープン

 カジュアル衣料店「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングは10月、インドネシアでユニクロ5、6号店をオープンする。首都郊外と、ジャカルタ中心部にそれぞれ1店舗出店する。

 5号店は西ジャワ州ブカシ商業施設「スマレコン・モール・ブカシ」内に設置する。首都郊外では4月にオープンしたバンテン州の4号店に続く2店舗目となる。6号店は都心部の商業施設「グランド・インドネシア」のイーストモールに開設する。売り場面積はいずれも2500平方㍍。

ダスキン「ミスタードーナツ」でインドネシア進出

ダスキン「ミスタードーナツ」でインドネシア進出

 ダスキンは7月18日、運営する「ミスタードーナツ」事業でインドネシアに進出すると発表した。コンビニエンスストアなどを展開する現地大手財閥の一つ、サリム・グループと基本合意した。事業展開にあたり、ダスキンの子会社「ダスキン香港」がサリム傘下のグループ会社「ラガム社」とフランチャイズ契約を締結する予定。

 1号店は現在出店場所を検討中で、2015年3月までに出店。サリムグループのコンビニ「インドマレット」店内など、1号店オープン後1年以内に約50店、3年で約200店の出店販売を目指す。

セブンイレブン 台湾で5000店目出店 統一超商

セブンイレブン 台湾で5000店目出店 統一超商

 台湾の統一超商(ユニプレジデント・チェーンストア)が展開するコンビニエンスストア「セブンイレブン」は7月11日、台湾で5000店目の店舗を高雄市中部の農業地域、内門区に出店した。統一超商が台北でセブンイレブンの1号店を開業したのは1980年。以来、34年かけて5000店に到達した。地元の中央社が報じた。

エア・インディアがスターアライアンスに正式加盟

エア・インディアがスターアライアンスに正式加盟

 航空連合スターアライアンスは7月11日、インドの国営航空エア・インディアが正式に加盟したと発表した。同国の航空会社が連合に参加するのは初めて。エア・インディアは国内50都市、海外33都市(23カ国)を結んでいる。スターアライアンスへの加盟で、全日本空輸(ANA)など既存の加盟航空会社26社との乗り換えなどがスムースになる利点がある。

鴻池運輸がメコン地域で冷凍・冷蔵商品配送網

鴻池運輸がメコン地域で冷凍・冷蔵商品配送網

 総合物流大手の鴻池運輸は8月にベトナム、カンボジア、タイ間で冷凍・冷蔵商品のトラック輸送サービス「メコン・フード・エクスプレス」を始める。まず週1便で運行し順次増便する方針。メコン地域で国境を越えた冷凍・冷蔵商品の提起輸送を手掛けるのは同社が初めて。

 自社のトラックで各地の冷凍・冷蔵倉庫の間を結ぶ。マイナス20度以下に保つ冷凍や、5度に保つ冷蔵など4つの温度帯に分けて商品を運ぶことができる。サービス開始を控え、カンボジアの首都プノンペンに現地法人を設立した。

 同地域では所得水準の向上で鮮度の高い食品の需要が高まっている。現地に進出する日系食品大手などを顧客に取り込む。日本経済新聞が報じた。