北朝鮮「新しい角度から調査を深めていく」訪朝団報告
安倍晋三首相は10月30日夜、平壌で28、29両日行われた日本政府代表団と北朝鮮の特別調査委員会との協議内容について、伊原純一アジア大洋州局長から首相公邸で報告を受けた。首相はその後、「北朝鮮側から過子の調査結果にこだわらず、新しい角度から調査を深めていくという方針が示された」と記者団に説明した。政府は31日、拉致被害者家族に内容を伝える。
北朝鮮が言及した「過去の調査」とは、2002年と04年の調査を指すとみられる。また、政府関係者は30日夜、今回の訪朝で北朝鮮から拉致被害者の安否情報の提供はなかったことを明らかにした。