北上プライウッド 岩手県産材合板を輸出 台湾皮切り

北上プライウッド 岩手県産材合板を輸出 台湾皮切り

岩手県北上市和賀町後藤の後藤野工業団地に進出し、2015年3月に本格稼働する合板製造の北上プライウッドは、台湾などへ岩手県産などの国産材100%の合板を輸出する。日本林業は安価な外材に押され劣勢が続いていたが、高い加工技術と環境保護への取り組みで付加価値を高め、抜本的な構造転換を図る。合板の規格が日本と同じで、近年高品質な日本建築への関心が高まっている台湾向けから3月1日の稼働と同時に輸出開始する。

盛岡市永井のJR盛岡貨物ターミナル駅の内陸通関物流基地・保税蔵置き場(インランドデポ)で通関し、鉄道での保税輸送を経て京浜港から輸出する。台湾ほか、順次、米国、韓国、中国などへの拡大を目指す。岩手日報が報じた。