中国漁船のサンゴ密漁問題 日本は罰則強化を検討

中国漁船のサンゴ密漁問題 日本は罰則強化を検討

菅義偉・内閣官房長官は11月6日、記者会見で小笠原諸島近海などで中国漁船によるサンゴの密漁が深刻化している問題で、「罰則強化や担保金引き上げについて、取り締まりの実効性を確保する点からも関係省庁と早急に検討したい」と述べた。担保金は、排他的経済水域(EEZ)での違法操業容疑などで外国漁船の船長らが逮捕された場合、支払えば釈放される保釈金に該当する。しかし、担保金を積んだまま裁判に出廷しないケースもあり、制度の実効性が疑問視されていた。