日中首脳が会談 海上連絡メカニズム早期運用で一致

日中首脳が会談  海上連絡メカニズム早期運用で一致

日本の安倍晋三首相は11月10日昼、中国の習近平国家主席と北京の人民大会堂で約25分間会談した。歴史認識や尖閣諸島を巡り対立を続けてきた両国は、関係改善へ向けてようやくトップ同士の対話を再開させた。日中首脳会談は約2年半ぶりで、第2次安倍内閣では初めて。

安倍首相は会談後、記者団に「日中両国が戦略的互恵関係の原点に立ち戻り、関係改善させていく第一歩となった。アジアの国々だけでなく多くの国々が日中首脳の対話に期待していた」などと語った。また、沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海を念頭に、日中防衛当局間のホットライン設置など「海上連絡メカニズム」の運用を早期に開始することで一致したことなどを明らかにした。