ユドヨノ大統領「賃上げは不可欠」アピンド総会 会長改選

ユドヨノ大統領「賃上げは不可欠」アピンド総会 会長改選
 インドネシア経営者協会(アピンド)の全国総会が南ジャカルタのホテルで、全国各州の幹部ら1000人以上が出席し4月8~10日の3日間の予定で開幕した。会期中に新会長の選出などが予定されている。
 開幕式であいさつしたユドヨノ大統領は、労働者の福祉向上は必要不可欠として、大幅な最低賃金引き上げに対する実業界の理解を求めた。ただその一方で賃上げは、それぞれの企業の支払能力に応じたものでなければ、中小零細企業や労働集約型産業では企業倒産を招き、大量解雇が発生する-などと述べ、政府は対象企業には救済策を講じていることを強調した。また、2003年から2期10年にわたりアピンド会長を務めたソフヤン・ワナンディ氏は、若い人材が出てきているとして、会長職を退く考えを表明した。