豊田通商がインドで金属リサイクル事業 子会社設立
豊田通商はインドで金属リサイクル事業に乗り出す。約4億円を投じて南部のベンガルール郊外に加工工場を建設。2015年末に鉄スクラップ材を回収・選別し、再資源化したうえで現地の鉄鋼品、鋳造品メーカー向けに販売する。自動車産業が盛んなインドでは今後、スクラップ材の処理規制強化などが見込まれる。豊田通商は良質かつ適正価格のリサイクル材として訴求し、初年度に年間3000㌧、5年後に同3万㌧の取扱量を目指す。現地法人の豊田通商インディア(TTIPL、ビダディ)がこのほど、現地で全額出資子会社を設立した。工場はTTIPL本社敷地内のビダディ工業団地内に建設し、早ければ15年3月に着工する。日刊工業新聞が報じた。