中国 異例の高倉健さん追悼記事 外務省も弔意

中国  異例の高倉健さん追悼記事  外務省も弔意

俳優・高倉健さんの死去をめぐり、中国が異例の対応を取っている。習近平指導部が対日強硬姿勢を崩さない中、中国外務省が哀悼の意を示し、共産党系の新聞は追悼記事を掲載。党宣伝部が管轄する全国紙、光明日報は高倉さんが中国の民衆や社会に与えた影響を振り返る記事を掲載した。近年、党系メディアが日本の俳優の死去を大きく取り上げるのは極めて珍しい。中国紙記者は「存在が大きすぎて、黙殺できない」と明かしている。中国の「文化大革命」(1966~76年)後に中国で初めて公開された日本映画が高倉さん主演の「君よ憤怒の河を渉れ」だった。産経新聞が報じた。