ミャンマーの観光収入 過去10年で5倍に拡大

ミャンマーの観光収入 過去10年で5倍に拡大

ミャンマーのホテル・観光省が11月30日発表した報告書によると、同国の観光収入は過去5年で5倍に拡大したことが分かった。複数の現地紙が報じた。2014年の観光収入は9億500万米㌦(約1072億円)となる見通しで、04年実績の1億7100万米㌦から5.3倍増となる。ホテル・観光省は11年の民政移管を経て外国人観光客が急速に増加したことが主因と分析している。11年の観光収入は3億米㌦だった。

外国人観光客数の動向をみると、今年1~10月累計で約240万人に達し、年間では政府予想の300万人に届き、04年の約50万人から6倍に伸びると予想。また、宿泊施設数は04年の787軒(2万8000室)から14年10月には1076軒(4万2000室)に4割近く増加したと指摘している。ミャンマー政府は外国人観光客の誘致に力を入れ、外国人の入国者数2015年に500万人まで増やす目標を掲げている。