サカタインクス 焼失のベトナム工場15年秋再建へ
サカタインクスは9月に焼失したベトナム南部にある包装用インクなどの製造工場を再建し、2015年秋を目標に稼働する見通しを明らかにした。倉庫と工場を分離するなど火災対策を講じるとともに、食品包装用途などでの旺盛な需要をにらんで工場の面積も拡大する方針。また、現地に設けた仮設の倉庫兼工場では、このほどインクの仕上げ工程が稼働した。
ホーチミン市北部のビンズオン省にある連結子会社サカタインクスベトナムは、グラビアインクなどを製造。9月に工場の大半を焼失した。現在は同国ハノイ近郊にある工場のほか、インドネシアを中心に日本やタイなどから製品を輸入して、需要家に供給している。日刊工業新聞が報じた。