中国人の海外旅行者1~11月で1億人突破 4年で倍増
中国本土から海外(香港、マカオ、台湾を含む)を訪れた中国人旅行者数が2014年に初めて延べ1億人を超えたことが分かった。中国国家観光局によると、11月末までに1億人を突破し、通年では13年(9819万人)比18%増の1億1600万人に達する見通し。11月末時点で香港、マカオ、台湾を除く国別旅行先で100万人を超えたのは6カ国。最多は韓国で、次いでタイ、日本、米穀、ベトナム、シンガポールの順。海外旅行者数が延べ843万人だった1998年と比べると10倍以上に膨らんだ。また、延べ5738万人だった10年と比べても約2倍に増えたことになる。
日本を訪れた中国人旅行者数は、アベノミクスによる円安効果もあり、13年1~11月比で4割増えたという。14年の日本への旅行者数は通年で250万人前後になるとみられる。