新電元工業 インドネシアで2輪用電装品工場建設
新電元工業(東京都千代田区)はインドネシアで約15億円を投じ、2輪車用電装品の新工場を建設する。同国での新工場投資は2002年以来。16年4月の稼働を目指す。ホンダを中心とする日系2輪メーカーに燃費改善に欠かせない電子制御ユニット(ECU)などを供給する。現地は経済成長や環境規制を背景に、低燃費の高性能スターター需要が拡大しており、重要部品のECUの供給力を高める。2輪用電装品は同社の主力事業の一つ、収益拡大の基盤を固める。
今回インドネシアに新設する工場のECUの生産能力は現状比2倍となる見通し。台数換算で現状比20%増の1000万台分。新工場は既存工場から約15㌔離れたジャカルタ近郊のデルタマス工業団地で、15年1月に着工する計画。敷地面積は現工場比約3倍の3万5000平方㍍、延べ床面積は8500平方㍍。日刊工業新聞が報じた。