洋菓子のシュゼット 5年内に海外10店舗体制へ
洋菓子店「アンリ・シャルパンティエ」などを展開するシュゼット(兵庫県西宮市)は、今後5年以内に海外の店舗を10店に増やす。富裕層が多いシンガポールやタイなど東南アジアを軸に、将来は米ニューヨークにも出店する。兵庫県内の神戸大学や関西学院大学などとも協力し、外国人留学生の採用を加速し、3~5年後には初の海外工場も設ける。
同社は10月、シンガポールに海外1号店をカフェ併設で開いた。今後2年でシンガポールに2店、タイ・バンコクに1店を開設する。街の中心部や郊外に直営の路面店を出し、高所得層の日常消費や観光客の土産物需要を取り込む。ベトナムやマレーシアにも出店する。