川崎重工業 2輪車でベトナム市場に参入 販売提携
川崎重工業は2輪車事業でベトナム市場に参入する。マレーシア系のタンチョン・モーターと販売提携することで合意した。契約期間は3年間で、その後は自動更新する計画。たいや日本の向上から排気量250cc以上の中大型モデル5車種を完成車で輸出し、当初は年間数百台規模の販売を目指す。タンチョンはホーチミン市など大都市圏に販売店を設置。富裕層をターゲットに趣味性の高い2輪車を拡販し、プレミアムブランドとして定着させる。川崎重工はタイ工場から排気量300ccの「ニンジャ300」や「ER-6n」、「Z800」の3車種、明石工場(兵庫県明石市)から同1000ccの「ニンジャZX-10R」と「Z1000」の2車種を完成車としてベトナムに輸出する。タンチョンは日本車の販売、組み立てなどを手掛ける大手。まずホーチミン市に3店舗開設し、半年以内にハノイ市2店舗、ダナン市に1店舗開く。日刊工業新聞が報じた。