インドネシア政府が不法操業の外国漁船に厳罰姿勢
インドネシア政府が不法操業の外国漁船の取り締まりを強化、厳罰姿勢を示している。今回、拿(だ)捕したベトナム漁船を爆破するなど厳罰姿勢を打ち出したほか、南シナ海の領有権問題で微妙な関係にある中国漁船の拿捕にも踏み切った。同国のスシ海洋・水産相は12月8日、パプア州沖合のアラフラ海で不法操業したとして中国籍の漁船22隻を拿捕したと発表した。中国側に拿捕を通知した。
これらはいずれも「海洋国家」の復興を掲げるジョコ大統領による、海洋権益保護の意向を受けた措置とみられる。また、海洋開発を担当するインドロヨノ調整相は11日、不法操業の外国漁船の取り締まり強化方針を示すとともに、沿岸整備で日本からの支援に期待を示した。また、海洋関連インフラ整備へ大型投資を行うとし、日本企業へ参加を呼び掛けている。産経新聞が報じた。