国交省が都市開発の海外展開でシンガポールと連携
国土交通省は都市開発プロジェクトの海外展開でシンガポールと連携する。2015年明けにもシンガポールで両国の関係政府機関やデベロッパー、建設会社などによるワークショップを立ち上げて連携・協力策について検討し、その成果を踏まえ、3月をめどに両国政府共催によるセミナーを開く。周辺国に対して日本とシンガポールが連携した都市開発事業の優位性を訴求し、2015年度以降、政府開発援助(ODA)よる施設整備なども組み合わせた輸出の枠組み(スキーム)を構築していく。
都市開発事業で豊富な実績・ノウハウを持つデベロッパーが育っているシンガポールと、ゼネコン、不動産大手が海外事業でシンガポールを拠点に東南アジア諸国へ事業展開する日本の事例が多いことを踏まえ、両国の企業が補完しあうことにより、競争力を高め、政府として都市開発プロジェクトの案件形成を支援することで考えが一致した。ワークショップは両国の関係政府機関と企業の実務責任者クラスで30人規模を想定し、セミナーまでに会合を3回程度開く。日刊工業新聞が報じた。