日本電気硝子 中国・南京市に3つ目のFPD工場
日本電気硝子(滋賀県大津市)は12月24日、中国南京経済技術開発区との間で、薄型ディスプレイ(FDP)用板ガラスの加工および販売事業に関する投資建設協議書を締結し、中国・江蘇省南京市に100%出資の加工子会社「電気硝子(南京)有限公司」を設立すると発表した。
日本電気硝子は中国にすでに上海と広州で、二つのFPD用板ガラスの加工拠点を持つが、中国におけるFPD用板ガラスの需要拡大に対応、2015年後半には厦門市で溶融・成形事業「電気硝子(厦門)有限公司」を立ち上げ、溶融からの一貫生産体制を構築する予定だ。こうした中、中国第三の加工拠点として今回新たに、電気硝子(南京)有限公司を設立、生産・供給体制の強化を図るもの。登録資本は約18億円。15年3月設立予定。設備投資額は約50億円(転用設備を含む)。16年第2四半期に操業開始の予定。17年度に約130億円の売り上げを見込む。