14年海外M&Aは過去最多の557件 アジアで大幅増

14年海外M&Aは過去最多の557件 アジアで大幅増

M&A助言企業のレコフ(東京)の調査によると、日本企業が海外企業を合併・買収(M&A)した件数が、2014年は前年比11.6%増の557件と過去最多になったことが1月5日分かった。企業業績が回復する中、M&Aでアジアを中心に海外事業を強化する動きが強まっている。これまで12年の515件が最多だった。

14年はアジア企業へのM&Aが231件と、前年比14.3%増の大幅増となった。全体の4割超を占めている。金額ベースでみると、14年は9.3%増の5兆7740億円で、過去5番目の水準になった。買収額トップはサントリーホールディングスによる米ウイスキー大手、ビーム社買収の1兆6000億円、2位は第一生命による米プロアクティブ生命買収の5800億円。時事通信が報じた。