鴻海 中国で春節後にMVNOサービスの試験運用開始
EMS(電子機器の受託製造サービスの)世界最大手の鴻海精密工業グループが、春節(旧正月、2015年は2月19日から)後に中国でMVNO(仮想移動体通信事業者)サービスの試験運用を開始する計画だ。工商時報が報じた。MVNOは大手携帯通信業者から回線を借りて独自ブランドの通信サービスを提供する事業者。
工商時報によると、鴻海は中国で新会社「訊捷」を設立済みで、すでに中国通信大手の中国電信集団(チャイナ・テレコム)と今後の事業提携で合意している。訊捷は、まず鴻海の中国各拠点の従業員100万人超を対象にMVNOサービスを提供し、その後、従業員の家族やパートナー企業、一般消費者に対象を拡大していく計画という。NNAが報じた。