インドネシア次期警察長官候補に収賄容疑 KPK断定
インドネシア汚職撲滅委員会(KPK)は1月13日午後、ジョコ・ウィドド大統領が次期国家警察長官候補に指名したブディ・グナワン教育実習所所長(55)を汚職撲滅法違反の疑いで容疑者に断定したと発表した。KPK委員長は会見で、ブディ容疑者が国家警察人事局長時代(2003~06年)などに賄賂を受け取っていたことを示す複数の証拠を掴んでいると語った。ただ、その金額や贈賄側の容疑者など詳細は明らかにしなかった。
KPKは12日、ブディ氏を収賄容疑者に断定。同日ジョコ大統領に面会と報告を申し入れたが、実現しなかったため、13日の発表に踏み切ったという。今回の次期国家警察長官人事は、メガワティ元大統領主導で推薦され、これに屈したジョコ大統領の指導力を疑問視する声も出ている。地元メディアが報じた。