インドネシアで日本の中古鉄道車両が大活躍

インドネシアで日本の中古鉄道車両が大活躍

JR東日本などからインドネシアへ輸出された日本の中古鉄道車両が、現地で大活躍している。これは、インドネシア国内の車両製造メーカーの生産能力が限られているためで、当面は日本など海外からの中古車両に依存するしかない手段がないという。現地メディアによると、2014年1年間に日本からインドネシアへ輸出された中古鉄道車両は176両に達する。これらは現地鉄道運行会社クレタ・アピ・インドネシアにより逐次、運行に組み込まれている。車体価格は1両およそ10億ルピア(約1000万円)、車体年齢は平均25年だ。2008年以降、日本の中古鉄道車両の累計導入実績は664両にも上っている。ちなみにインドネシア唯一の鉄道車両製造メーカー、インカ社の生産能力は、年間わずか40両にすぎないという。