トヨタ インドネシアからの15年の輸出目標は1割増

トヨタ インドネシアからの15年の輸出目標は1割増

トヨタ自動車は1月19日、インドネシアからの2015年の完成車(CBU)輸出台数を前年比1割増の17万6000台に設定したと発表した。世界経済の停滞で輸出市場の鈍化が予想される中、15年中に始動する予定の東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済共同体(AEC)発足に伴う市場の自由化が輸出量を押し上げるとみている。

14年のトヨタのインドネシアからの輸出台数は、前年比35%増の16万台だった。小型セダン「ヴィオス」やハッチバック「ヤリス」の輸出を開始したことで、目標値であった3割増を達成。2009年からの5年間で輸出量は5倍に増加した。トヨタ自動車の現地製造会社トヨタ・モーター・マニュファクチャリング(TMMIN)によると、すでにインドネシアでの生産台数の約5割を輸出に振り向けているという。NNAが報じた。