熊本県とジェトロがジャカルタで和牛輸出解禁イベント
熊本県と日本貿易振興機構(ジェトロ)は1月20日、インドネシア・中央ジャカルタのインターコンチネンタル・ホテルで、熊本産和牛の輸出解禁イベントを開いた。イベントは商談会を兼ねたバイヤー向けの和牛紹介セミナーと、県紹介レセプションの2部構成。セミナーでは参加者約200人に、イスラム学者会議(MUI)の「ハラル認証」を受けたゼンカイミート(熊本県錦町)の和牛が振る舞われた。全国開拓農協連は「牛肉好きなインドネシア人に本物の和牛を提供したい」と安全性やハラル認証、肉質の高さなどを紹介した。
レセプションには熊本県の蒲島郁夫知事や、ゆるキャラ「くまモン」が参加。同知事は「日本のおいしい牛肉を熊本から発信できることが誇りだ」と語り、インドネシア側のパートナーを増やして輸出増加につなげる意欲を示した。インドネシア人参加者からは「ハラルなので安心」「柔らかくておいしい」と好評。ただ、価格が高くて手が出しにくいという声があり、富裕層を照準にした展開となりそうだ。じゃかるた新聞が報じた。