三井住友銀行がインドネシア銀行に出資 筆頭株主に
複数のメディアによると、三井住友銀行がインドネシアの年金貯蓄銀行(BTPN)の株式取得に向けて交渉を進めていることが4月27日、明らかになった。米大手投資ファンドのTPGから、インドネシアにおける規制の上限原則40%の持ち分を買い取り、TPGに代わって筆頭株主になる。早ければ5月中にもTPGと株式取得で基本合意する。取得額は1500億円程度に達する見通しで、邦銀のアジアでのM&A(合併・買収)案件としては過去最大となる。
BTPNは総資産約6000億円の中堅銀行。融資残高で16位。約90万の預金口座を持つほか、インドネシア国内の250の都市に1140を超える支店網があり、6万9100のATM(現金自動預払機)を持ち、個人や中小企業取引に強い。