マツダが5月中旬からスズキからのOEM車を販売開始

マツダが5月中旬からスズキからのOEM車を販売開始
 マツダの現地法人、マツダ・モーター・インドネシア(MMI)は4月29日、スズキから多目的車(MPV)をOEM(相手先ブランドによる生産)調達し、5月中旬から販売開始すると発表した。マツダの海外での生産委託は初めて。成長著しい新興国市場における需要取り込みに向け、迅速に供給体制を整えるのが狙い。
 同社がOEM調達するのは、スズキが2012年4月に完全組立(CKD)生産を開始した「エルティガ」で、同社は外装や内装に変更を加え、マツダブランドとしての特色を打ち出し「VX-1」として販売する。インドネシアで主流の3列シートの乗用車市場において存在感を出したい考え。年初に発表した販売目標は前年比32%増の1万6000台だが、上積みが見込まれている。