マレーシアで愛媛県がトップセールス マグロ解体ショー
愛媛県の中村時弘知事は2月13日、マレーシアのクアラルンプール(KL)を訪れ、同県産の水産物や柑橘(かんきつ)類をトップセールスした。中でも県産品のマグロ解体ショーには多くの人が見入った。マレーシアへの同県産品の輸出はまだ少ないが、同国の所得向上により富裕層が育ってきており、新たな有望市場と見込む。マレーシアでの県産品プロモーションは今年で2回目。
今回はKL中心部の高級スーパーマーケット「ジャヤ・グロッサー」店舗で水産品、同じく市内の伊勢丹スリアKLCC店で柑橘類のそれぞれプロモーションを行った。昨年は柑橘類のみだったが、今年は水産品も売り込んだ。みかんをエサに与えて魚臭さを抑えた「みかん鯛」、みかんハマチ」などを売り込んだ。柑橘類も「温州みかん」「デコポン」など4種類計1.4㌧を用意。高級品だが、春節(旧正月)前には贈答向けの需要が急増することから、市場は大きいと見込んでいる。
中村知事はあいさつの中で「愛媛県の鯛の漁獲量は全国1位で、日本の鯛の7割を占める」と、柑橘類の生産に加えて、水産業も盛んであることをアピールしていた。NNAが報じた。