インドネシアの防災システム構築支援で日本と合意

インドネシアの防災システム構築支援で日本と合意
 インドネシアを訪問中の新藤総務相は4月29日、インドネシアのティファトゥル通信情報相と会談し、インドネシアが計画している防災システムを日本と共同開発することで合意した。インドネシアは住民への災害情報の伝達システムが整備されていないため、2004年のスマトラ沖大地震による大津波で多くの犠牲者や被害者を出し、防災システムの構築が大きな課題となっている。
 会談ではインドネシアが進める緊急地震速報などのシステム開発に、日本側の持つ情報通信技術を提供することなどで合意。新藤、ティファトゥル両相が確認文書に署名した。これを受けて両国は事務レベルでの協議を早急に開始し、インドネシアの国内事情に合った防災システムの開発を急ぐことにしている。