東南アジアの中間所得層に広がる”習い事”ブーム
東南アジアでいま、子供への教育熱が高まりをみせている。特徴は富裕層だけでなく、中間所得層にも波及していることだ。子供が望む塾へ通わせるため、パートしてでもと身構える生き生きとした母親の姿など、少し背伸びすれば手の届く音楽教室や学習塾・語学塾に子供を通わせる動きが広がっている。
こうした動きを受け、域内の関連企業がしのぎを削っている。ヤマハは40年以上前から東南アジアで音楽教室を展開しているが、2015年にはタイでの生徒数を3万人にする。ベルリッツは15年7~9月にインドネシア・ジャカルタで新教室を開設する予定だ。タイの音楽教室大手のKPNグループは15年にミャンマー、ラオスに進出する。インドネシアの幼児向け体操教室ロックスター・ジムは15年に教室を10カ所に倍増する予定。