インドネシアで日本の”錦鯉”ブーム 愛好家急増
インドネシアでいま、日本から輸入された錦鯉(ニシキゴイ)の飼育が大人気になっている。日本国内の需要が冷え込む中、錦鯉の業界ではインドネシアに活路を見いだす動きが始まっている。インドネシアでは、日本の錦鯉は高価な鑑賞魚として、かつてはごく一部の裕福な人しか飼育できなかった。しかし近年の経済成長とともに、錦鯉を育てる愛好家が増加し、日本からインドネシアへの錦鯉の輸出額は、この10年で年間1200万円から2億円余りに急増している。その結果、いまや錦鯉の愛好家はインドネシア全土で4万3000人以上に上るとみられている。
インドネシアを訪れた全日本錦鯉振興会の小西丈治理事長は「錦鯉の業界では海外市場が重要な存在になっており、特にアジアの中でもインドネシアはトップクラスの市場だ。今後さらに広がる可能性が大きいので、(錦鯉の)普及・宣伝に努めていきたい」としている。NHK News WEBが報じた。