日系企業連合 フィリピンLRT延伸のコンサル業務落札
日系の企業連合(コンソーシアム)が、フィリピン・マニラ首都圏を走るLRT(軽量高架鉄道)1号線および2号線の延伸事業のコンサルティング業務を落札していたことが3月9日までに分かった。国際協力機構(JICA)が政府開発援助(ODA)として実施する「マニラ首都圏大量旅客輸送システム拡張事業」に係るコンサルティング業務を行う。落札したのは片平エンジニアリング・インターナショナル(東京都中央区)、トーニチコンサルタント(東京都渋谷区)、日本コンサルタンツ(東京都千代田区)と、複数のフィリピン企業からなる(CMXコンソーシアム)。受注額は総額約37億5460万円。事業期間は62カ月。
JICAは2013年3月、フィリピン政府と同案件の円借款貸付契約に調印した。借款金額は432億5200万円で、償還期間は40年(措置期間10年を含む)。LRT1号線および2号線の輸送能力を増強し、渋滞の緩和や大気汚染の削減を図る。LRT1号線では首都圏パサイ市のバクララン駅からカビテ州まで、LRT2号線では首都圏パシッグ市サントラン駅からリサール州アンティポロ市マシナグまで延伸する。NNAが報じた。