対日養殖ウナギでシーガーランドがUNSと覚書
日系ウナギ養殖のシーガーランド・ウナギ・ジャヤ(SUJ、中部ジャワ州ソロ)とスブラス マレット大学(UNS)の両者は、ソロの大学で3月11日、養殖業者が育てたウナギを、SUJが日本に輸出する覚書を結んだ。SUJはUNSの協力を得て、体長10㌢程度のクロコ以降の生育を養殖業者に任せることで生産拡大を目指している。SUJは今年の養殖ウナギに輸出量を数十㌧と見込む。ただ、現状では利益はほとんど出ないという。このため、今後、提携業者を増やすとともに、養殖技術を向上させることで年間1000㌧以上の輸出を目指す。
SUJは2011年からソロで、インドネシア産でも二ホンウナギに近いウナギ「ビカーラ種」の養殖を開始。日本へは蒲焼きにして出荷している。同社はUNSのほか、中部ジャワ州スマラン県と、東ジャワ州ブリタル市などともウナギ養殖の技術供与や共同研究を進める覚書を交わしている。地元メディアが報じた。