井関農機 東南アに低価格トラクター4機種投入

井関農機 東南アに低価格トラクター4機種投入

井関農機は東南アジア向けに開発した低価格、高耐久性のトラクター4機種を投入し市場開拓する。1月に36、40馬力を発売したのに続き、秋ごろに48、52馬力を発売する。タイ、インドネシア、ベトナムなどで各国の需要ごとに4機種を生産する。従来は、東南アジアに特化した機種は用意していなかった。

インドネシア工場では生産台数を、2014年度の2000台から15年度は約3倍に増やす。インドネシア政府では農業の機械化などによる食料の自給率向上に取り組んでおり、政府が納期を買い上げて農家に与える支援策が本格化するため、政府への販売を見込む。コメ輸出国ベトナムでは今後、機械化が進むとみて販売拡大を狙う。中国を除くアジアの売上高を14年度見通しの13億円から15年度に2倍増とすることを目指す。