トヨタ インドネシア子会社の貿易黒字額3年後に3倍へ
トヨタ自動車は3月25日、インドネシア子会社の貿易収支の黒字額を3年後に3倍に引き上げる目標を明らかにした。同日、愛知県豊田市の本社を訪れ、豊田章男社長と面談したジョコ・ウィドド大統領からの輸出拡大要請に応えたもので、これによりインドネシアの経常収支の改善に寄与する。
現地製造会社トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(TMMIN)と販売会社トヨタ・アストラ・モーター(TAM)の貿易黒字を引き上げる。部材の現地調達率を引き上げながら部品や完成車(CBU)の輸入を減らし、輸出先を拡大することで目標の達成を目指す。トヨタのインドネシア事業の2014年の輸出実績のうち、完成車は前年比35%増の16万台、完全組立車(CKD)部品が4万2000台、エンジンが5万2000台、エンジン部品が10万個、その他自動車部品6200万個。そして、15年はCBUの輸出目標を前年比1割増の17万6000台に設定している。NNAが報じた。