旭化成ケミカルズ シンガポールの合成ゴム設備倍増

旭化成ケミカルズ シンガポールの合成ゴム設備倍増

旭化成ケミカルズは、シンガポールで建設していた自動車省燃費タイヤ用合成ゴムの生産設備の第2系列が完成し、5月に商業運転を開始する。2013年に本格稼働した第1系列に続くもので、年産能力は計10万㌧と従来比で倍増する。第1系列を含む総投資額は約300億円。

増強したのは溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S-SBR)と呼ぶ合成ゴム。特徴のある分子構造により、タイヤの省燃費性とグリップ性能を持たせながら、耐摩耗性や操縦性を向上。省燃費タイヤに最適な部材として、タイヤメーカーから高い評価を得ている。タイヤの高性能化、省燃費化指向に伴い、省燃費タイヤ用合成ゴムの世界需要は2020年までに年率7%伸びる見通しだ。このため同社は18年度にも生産設備の再増強を見込んでおり、他社に先駆けた能力増強でアジア地域の市場拡大を取り込む。日刊工業新聞が報じた。